2016年の驚きの出来事と言えば、テストしたイーブンロールパター各4モデルが、私たちが毎年実施している”MOST WANTED”企画で上位につけたパターを打ち負かしたということだろう。
そして2017年、イーブンロールパターは総力を挙げて新作4モデルをリリース。
ラインナップの幅は広がり、あらゆるタイプのゴルファーのニーズに応えるブランドに近づいたと言える。
というわけで、新作をご紹介しよう。
ER3 ウィングブレード
303ステンレススチールミーリングを採用したウィングブレードは、PINGのB60を想起させる。
ウィングブレードの由来は、トゥとヒールの間のエクストラフレアーによる翼型の形状によるものだ。重心より遠い位置に重量配分していることで、より安定性が増していることも特徴だ。
また30度トゥダウンというフェースバランスにより、ストローク中のローテーションがしやすくなっている。
ER6 アイロール・ブラック
ヘッドはアルマイトブラックフィニッシュ仕上げの6061アルミニウムを採用。ER6のレッドバージョンを好まないゴルファーに向け用意されている。
空洞部分にはアルミニウムより2.5倍の重量があるスティールで埋められており、結果としてER6の重量はヘッド後方に配置され、より安定感と正確性が増す。
ER7 フルマレット
303ステンレススチールミーリングを採用したER7は、目を引くサイトラインとトゥヒールにかけて対照的にフローさせた重量配分が特徴。
平行してミルドされた3つのアライメントラインが、ターゲットに向けてヘッドを動かす意識を持たせてくれる。
E8 ツアーマレット
こちらも303ステンレススチールミーリングを採用。ツアーマレットという名前は、世界中のプロツアーでも人気の形状であることが要因だ。
ER7よりもややコンパクトのER8だが、微妙に形状が非対称となっていることも特徴だ。
トゥ側が微妙に大きくなっていることで、アドレスして構えた時の見た目のバランスが良い。
またトップラインがやや丸みを帯びているため、柔らかく見える他、ヒールとトゥ部分へのフローも自然に感じることができる。
イーブンロールパターの特徴
各ニューモデルともに、前作同様のコアテクノロジーが特徴となっている。
“スイートフェイステクノロジー”
フェース面全体で、一貫して均一な転がりを実現。テーパーされた溝は、オフセンターヒット時のボールをターゲットラインに戻し、バラツキを抑えるという二重の効果をもたらす。
スタビリティ・ウェイティング
重めのグリップに重めのヘッド重量を採用することで、安定性と正確性のために全体重量が増す一方、スイングウェイトを軽くし距離感を合わせやすくしている。
ラインアライン・システム
1/4インチ離れた無色のドット2つにより、アライメントが微調整できる。
イーブンロールの新作は同社ウェブサイトでチェックしよう。
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