2か月ほど前、2019年ゴルフボールアンケート調査への参加を募った。
ゴルフボールのアンケートを行ったのは2015年以来2回目だが、今回も非常に多くの反響があった。
このアンケートの目的はゴルファーがどんなボールを選び、なぜそのボールを使うのか、これらの問いに対する理解を深めること。
同時にブランド(モデル)の好みや、ボールフィッティング、現在成長中のDTCボールマーケット(Snellやカークランドのような直販ボールブランド市場)に関しても取り扱った。
正直、当初の予定よりも追求し過ぎてしまったが、ボールに対する理解がより深まったのではないかと思う。
各チャートには、考察に加えて私自身の解釈が含まれる。読者の皆さんにも、ぜひ自分自身の結論を導きだしてほしい。
まず、以下の事項を読んでから結果に移ろう。
・アンケート参加者の人口統計を深く掘り下げることはしなかったが、記事の最後にグラフを掲載した。
・すべてのグラフは、7009件のアンケートデータを反映させている。
アンケート結果と分析
【1年で何ダースのボールを購入するか?】
実際、これは人口統計学的な質問に値するだろう。
このチャート自体それを物語っている。年に5~6ダース購入する人が最多であることはチャートを見ると明らかだが、ゴルフの経験数が関係する。
つまり、うまいゴルファーならボールは少なくて済むし、1年中プレーができる地域に住む人は使うボール数も多いといった具合だ。
【1ダースにいくら払うか?】
ゴルフボールの価格が特に流動的でないことを考えると、この結果は予想どおりだ。
ここから見えるのは、MyGolfSpyの読者は特に安価なゴルフボールを求めていないということ。50ドル以下の多くはPro V1だが、それ以外ではPro V1の競合品は価格帯が少し低めである。
また、まとめ買いすればスケールメリットが生かせる。Snell やViceなどのDTCブランドボール(直販ブランドボール)は、ウレタンボールにもかかわらず30ドル以下で購入が可能だ。
【昨年使ったことのあるゴルフボールブランドは?】
(左から)ブリヂストン、キャロウェイ、カットゴルフ、カークランド、Maxfli、OnCore、その他、Snell、スリクソン、テーラーメイド、Vice、ボルビック、ウィルソン
驚くまでもなく、ダントツは「タイトリスト」だ。80%近くの回答者が、昨年中にタイトリストのボールでプレーしたと答えた。
真剣なゴルファーは、おそらくタイトリストのボールを使用しているだろう。次に、僅差でキャロウェイとスリクソンを上回ったのが、テーラーメイドとブリヂストン。
その後に続くSnellやVice、カークランドとは明らかな差がついた。それ以外のブランドは、ほとんど10%以下という結果だった。
“Other(その他)”を選んだ4.58%には、TopFlite、Pinnacle、Inesis、Nike、MG、Seed、Noodleなどが含まれる。
Noodleとは面白いチョイスだ。
【一番好きなゴルフボールは?】
この質問では、出来るだけ多くのモデルから回答してもらいたかったため、チャートが乱雑なのは許してほしい。
業界No.1ボールであるPro V/Pro V1xが一番人気なのは当然だと思うが、2位との差が3倍であることには驚いた。
2位タイのテーラーメイドを押しのける勢いでスリクソンが次なるリーダーにのしあがってきた。
8.41%がSnell(スネル)MTB/MTB Xを支持し、7.62%がブリヂストン Tour BX/BX Sを好むという結果だが、これらの好みが市場の人気傾向に必ずしも一致するわけではないことはお分かりいただけるだろう。
特に、ボール業界No.2のキャロウェイがMyGolfSpyの読者に支持されていないのは驚きだ。
おそらく、MyGolfSpyのボールテストで扱わなかったことが要因ではないかと思う。それにしても、ブランドが辿ってきた歴史や支持率を考えると驚く結果だ。
Snell以外のDTCブランド(直販ブランド)をみてみると、Viceやカークランド(このアンケートは新ボール発売前に実施)、その後に続くMaxFli(Dickというアメリカスポーツ用品会社のPB商品)が、ウィルソンやミズノ、ボルビック(Volvik)といった主流ブランドより好評を博している。
Other(その他)には、InesisのTour 9000や、スリクソンSoft Feel、AD333などが含まれる。タイトリスト NXT Tourやナイキ RZN、ブリジストンe6シリーズを選ぶ声もあった。
【自分の好きなボールでプレーする割合は?】
ボールに詳しい人は、常に同じボールを使うべきと主張する。
実験的に色々なブランドを使ってみる人は多いだろうが、実際どれくらいの人が自分の好きなボールを使っているのだろうか?その結果が、上のチャートだ。
全体の10%以上が常に(100%)好みのボールでプレーすると回答したが、最多層は24.72%で90-99%の割合で好きなボールを使うと答えた。
約半分の人が少なくとも80%の確率で好みのブランドを使うが、一方約9%が半分以下の頻度でしか好きなボールを使わないという結果となった。
さらに「ボール使用頻度とハンディキャップ」や、「ボール使用頻度とボールモデル」といった相関性を調べるのも面白そうだ。
例えば、上級者ほど指定のボールを使う傾向があるのか?ブランドに対するこだわりは?
Pro V1/Pro V1x好みの人は、キャロウェイ好きより同じブランドを使い続けるか?など。このテーマに関しては掘り下げる価値がありそうだ。
【シーズン中ボールモデルを変えるか?】
(左)ラウンドごとに、複数モデルを使う
(中)シーズン毎に、複数モデルを使う
(右)シーズン中、同じモデルを使う
どれくらいの頻度でボールブランドを変えるか知るための質問で、上のテーマをさらに簡潔にしたものだ。
予想どおり、多くの人がシーズン中、複数のボールモデルを使う。また、ラウンドごとにボールを変える人が11%もいるが、これはおすすめしない。
【ブランドの知的財産はどれほど重要か?】
(左)全く重要ではない
(中)ある程度重要
(右)非常に重要
ゴルフボールテクノロジーの所在を重視する人がどれくらいいるのか。
メジャーブランドは膨大な数の特許を持っている。Pro V1などを開発し、多くの特許・知的財産を所有するDean Snell氏は良く知られた存在だろう。しかし、それは崩壊し始めている。
ご存じか分からないが、非常に多くのDTCブランドボール(直販ブランドボール)が、正確には工場から直接販売されない。
実際のデザイン、設計、製造はアジア圏で増え続けるボール工場で行われ、販売メーカーの責任はロゴとパッケージ、そして最重要なマーケティングの部分だけだ。
実際にこれらの話を語ってくれたボール販売者は、ゴルフボールの設計・デザインの知識はなく、特許などひとつも所有していない。
多くのDTCブランド(直販ボールブランド)のやり方は、その工程でかかわる人を排除してしまっている。本当は、彼らこそが“仲介人”なのだが。
ゴルファーにとって、十分な性能を備えたボールをリーズナブルな価格で買えることはどれくらい重要か?
特許や知的財産を全く重要視しないと回答した割合が一番高いが、「低価格」が何にも勝るとは限らず約40%がある程度重要と答えている。
そして、18%が非常に重要だという。ということは、彼らは特許のないボールは使用しないということなのか?
【どこでボールを購入するか?】
(左から)アマゾン、大型ストア、eBay、ゴルフコース、全く購入しない、コース以外のプロショップ、メーカーのオンライン、オンラインゴルフショップ、オンライン(他)
DickやPGA Tour Superstoreなどの大型ストアが、大部分を占めている(27.80%)。
メーカーのオンラインから購入する20.94%が次に多く、これにはDTCブランド(直販ブランド)から主流メーカーまでを含む。
ゴルフ用品に特化したショップから購入するのは10%に留まった。
従来よくみられたプロショップでの購入もまだ健在だが、将来的にはアマゾンがこのような従来型ショップを脅かすのではないかと感じている。
その他を選んだ人は、ウォルマートや、コストコ、Lostgolfballs.comなどが多かった。
【ゴルフボールの違いを識別できるか?】
(左)ウレタンとアイオノマーの識別はできる
(中)ツアーボールを識別できる
(右)まったく識別できない
ゴルフボールの違いが分からないという声をよく耳にするため、ボールの性能を識別できるか調査したのが上のグラフだ。
「全く識別できない」と答えたのがたった5%なのは救いだ。多く(36%)は 「ウレタンボールとサーリンボールの違いがわかる」ようだが、41%に及ぶ人がツアーボールの違いが分からないという結果になった。
繰り返すが、これはMyGolfSpy読者からのデータである。ゴルファー人口全体からみると、これら数字はかなり高い方ではないかと思う。
これがゴルフのスキルの問題なのか、単にボールに求めるものがわからないだけなのかは不明だ。
約60%の人がゴルフボールの性能差を識別できると考えているようだ。
【使う頻度が高いボールの色は?】
(左から)ホワイト、イエロー、トゥルービス(サッカー柄)、その他
ここで気づいたのは、MyGolfSpyの読者はホワイト以外のボールを好まないという事実だ。
巷では、ホワイト以外のボールを好む人が20%ほどいるというデータがある。MyGolfSpyの結果では16%に留まる。
おそらく、トゥルービス(サッカー柄)の割合が少ないのが関係しているだろう(キャロウェイボール使用者が少ないことから)。
またMyGolfSpyの読者は、ツアーボールを好む傾向があることも理由のひとつではないか。
通常白以外のオプションをそろえるブランドが多いが、2ピースのサーリンボールではカラー選択の幅が限られるのは仕方がない。
【ツアープロが使うボールかどうか関係するか?】
(左から)関係ない、少し関係する、ツアープロが使用するモデルしか使わない
プロがどんな“クラブ”を使っているか常に話題に上ることを考えると、右の4%以下という数字には驚いた。これは、昨今のDTCブランドボール(直販ブランドボール)の登場に関係する。
ツアープロと同じボールを使おうとすれば、1ダース40ドル前後の5ブランドに限られる。彼らはある程度ボールの性能を見分けることができる。
例えば、クラブに関しても、プロが使っているかどうかで選ぶ人はクラブ性能を理解している傾向がある。しかし、ボールに関してはクラブとは真逆である。
ボールでは、“コスト”も重要な要素だ。DTCブランド(直販ブランド)のボールも、メジャーブランドとその性能は変わらない。品質を測るのは難しいが、価格差は明らかに目に見える。
これらの価格差が、プロに使ってもらうコストも含む値段だということを考えると、71%もの人がプロ使用かどうかは重要でないとしたのは容易に理解できる。
アンケートの人口構成
「ボールフィッティング」や「DTCブランドボール(直販ブランド)」のアンケート結果に移る前に、アンケートに参加した読者の人口構成に簡単に触れたい。このアンケートに答えてくれたのは、7000名以上に及ぶゴルファー達だ。
【あなたの年齢は?】
(左)17歳以下
(右)81歳以上
【あなたのハンディキャップは?】
(左)ハンデ0
(右)USGAハンデを持っていない
【1年にラウンドする回数は?】
(左)10回以下
(右)100回以上
ボールフィッティングとDTCブランドボール(直販ブランドボール)
【ボールフィッティングの重要性】
(左から)
ゴルフボールにフィッティングは重要ではない
クラブフィッティングより多少重要ではない
クラブフィッティングより多少重要
クラブより重要
ボールフィッティングの重要性については何度も話したが、その認識がどの程度なのか正確に把握するための質問だ。
何度も考えた結果、ボールフィッティングはクラブフィッティングより重要だという結論に至ったが、クラブが安定して振れないのに、ゴルフボール性能を高めようとは思わないだろう。
そのように考えると、71%が「クラブフィッティングより多少重要ではない」と考えるのは納得がいく。
フィッティングにおいて“絶対“はないと思っているが、「ボールフィッティングは重要ではない」と考える6.72%は、確実に間違っている。
【ボールフィッティングを行ったことがあるか(オンラインやショップ)?】
非常にストレートな質問だが、50%以上の人がボールフィッティング未経験だ。イエスと答えた人から、さらにボールフィッティングの経験についてアンケートをとった。
【どこでボールフィッティングするか?】
半分以上の人が、気軽にトライできるオンラインフィッティングを行っているようだ。
次に、試打やフィッティングイベントでフィッティングする人が大部分を占めるが、間違いなく大型店舗は今後成長の見込みが狙える分野に注目するため、フィッターにとってボールフィッティングの機会は増えるだろう。
【フィッティングしたボールを実際に使っているか?】
フィッティングと実際のラウンドで使うボールは別物なのか。
約60%の人がフィッティングしたボールを使う。では、使わないと答えた人はなぜ違うボールを使うのか?簡単にその理由を聞いてみた。
【フィッティングしたボールを使わない理由は?】
(左から)期待した性能が得られなかった、打感が好みでなかった、販売していない、他のボール、もしくはもっといいボールに変更した、値段が高い、その他
「他のボール、もしくはもっと良いボールに変えた」という回答が、ゴルフ用品を決める際のすべてを語っている。
また、「価格」も要因となる。20%近くが、フィッティングしたボールが高価すぎると答えている。「性能」や「打感」を挙げた人も一部いた。
他の理由として、近くのショップで取扱いがないという回答や、風に対する性能が弱い、グリーン周りのスピンが足りないなどの意見がみられた。
さらに一番興味深かったのが、フィッティングできるブランドが限られる、という意見だ。
この意見は、公平な立場でボールフィッティングできる人材が限られるという現在の状況を反映している。
つまり、タイトリストはタイトリストボールを、ブリヂストンならブリヂストンボールをといった具合だ(性能に関しては正直に判断するが)。
最近ではフィッターも複数のブランドから公平にフィッティングを行うようになっているため、確実に自分に合ったボールを選べる機会が増えるはずだ。
直販ブランドボール
【SnellやVice、OnCoreなどのDTCボール(直販ブランド)を購入したことはあるか?】
今回のアンケートでは、「DTCボール(直販ブランドボール)」の使用について掘り下げたかった。
以前ボールアンケートを行ったのは2015年で、その時DTCボールの使用者はゼロだった。
それから4年経った今、およそ50%近くの読者がDTCボール(直販ブランド)を購入したことがあると回答している。
【なぜDTCボールを選んだのか?】
(左から)ブランディングがいい、価格、マイナーブランドを支持したい、優れた技術改良、性能がいい、その他
ゴルフボール分野は、すでに品質に定評のあるブランドで埋め尽くされている。それにもかかわらず、他を探し求めるのはなぜか?
言うまでもなく、「価格」である。まとめ買いでの価格はPro V11ダースの半額近くになると知れば、納得だ。
長年メジャーブランドがボール界を独占してきたと感じる人なら、マイナーブランドを支持したくなるのも分かる。
個人的な意見だが、「性能がいい」とは非常に曖昧な表現で、「品質・安定性」について語らない限り抽象的すぎる。
「優れた技術改良」に関しても説得力に欠ける。認識と現実の違いだ。おそらく、「低価格で同じような性能」という項目を加えるべきだったか。
「その他」を選んだ人には、興味や価格と性能のバランスが気に入ったというコメントが多かった。
【最近、DTCボール(直販ブランドボール)を使ったか?】
DTCボールを購入した32.91%のうち44.37%が、今でもDTCボールを使っていると報告している。
さらに、次のような質問をした。
【使っているDTCブランドは?】
(左から)Cut Golf、Dixon Golf、OnCore、その他、Pearl、Saintnine、Seed、Snell、Vice
DTCボール市場を占めるのは、SnellとViceの2ブランドだけのようだ。
Snellは67%を占め、Viceはその半分以下だ。それ以外で5%を超えたのはOnCoreのみだったが、忘れてはいけないのがこのアンケートを行ったのは、コストコのカークランドボールの発売前後だった(後に問題が発覚)。
もし、新作4ピースボールの問題が解決済みなら、間違いなくカークランドがトップ3にランクしたはずだ。
その他を選んだ人は、カークランド、Inesis、MGが多かった。
【メイドインUSAのDTCボールに興味はあるか?】
(左から)非常に興味がある、興味がある、あまり興味がない、全く興味がない
最近のDTCボールはアメリカ製ではない。製造元はあまり関係ないが、もしアメリカ製のDTCボールが発売された時の反応には興味がある。
80%以上の読者がアメリカ製DTCボールに興味があるというのは無視できない。
楽しみだ。
【ボールに最も重要な要素は何か?】
(左から) 価格、ブランドネーム、打感、ドライバーの飛距離、アイアン性能、グリーン周りスピン、やさしさ、製造国、品質コントロール・安定性、色デザイン
このアンケートは、ゴルフボールに求める要素がストレートに理解できる。
アンケートの取り方として、全項目から一番重要な順にランク付けをしてもらった。該当しない場合は、「該当なし」を選択してもらう。
チャートから「品質コントロール・安定性」の項目が最も重要だとわかる。品質コントロールを数値で表すのは難しいにもかかわらず、この項目が一番とはおもしろい。
彼らのいう“品質”はほとんど裏付けに乏しい。品質や安定性は断然重要な要素であることはわかるが、では実際にどのブランドが高品質で安定性に優れるのか判断するのは非常に難しい。
次に「打感」と「グリーン周りのスピン」に続き、「ドライバー飛距離」や“アイアン飛距離”が重要な要素にランクしている。
このうち3つはスコアに影響するが、1つは全く影響しない。また、グリーン周りでのスピンを気にする人には、アイオノマーカバーはおすすめしない。
興味深いのが、「やさしさ」と「価格」の項目だ。
ゴルフボールにおいて、「やさしさ」の概念はばかげている。そこを重要とする理由をもう少し追求したいものだが、ボールを選ぶ理由として一般的ではないのは確かだ。
むしろ、「やさしさ」に含む意味合いに弄ばれている気がする。
すでに「価格」はDTCボールを購入する際、非常に重要な要素であることは述べたが、全体的にみると圧倒的とは言い難い。
全員が価格を重視するわけではなさそうだ。
総合的に「ブランド」や「色デザイン」、「生産国」はあまり重要視されていないが、実際ブランドネームは思っているより重要だと私は思う。
【各項目のランク結果】
(左側上から)ブランドネーム、ドライバー飛距離、グリーン周りスピン、品質コントロール・安定性
(中央上から)カラー・デザイン、打感、アイアン性能
(右側上から)生産国、やさしさ、価格
上のチャートは、先ほどのアンケートを異なる側面から分析したものだ。最初のチャートは、平均相対を表しているが、上のチャートはボールの重要性を表す項目を10段階でランク付けした際の割合を示す。
例えば、右上の緑の線をみると、26.6%の回答者が「生産国」の重要性を10段階のうち10番目に重要と答えていて、28.04%が「該当なし」としている。
このチャートから次のような発見があった。
・「品質コントロール・安定性」のランク(重要度)が平均で最も高かったが、これはどれ位の割合で”一番重要な要素“に選ばれたかで決定する。26.71%の人が品質や安定性を、ボールを選ぶ際の一番の要素に選んでいる。反対にランクが10に近づく程、さほど重要性を感じていいないことになる。
・「打感」は思ったほど大切な要素ではないようだが、ボールを選ぶ際には必要なキーワードだ。メーカーがマーケティング手段として、「打感」を利用することが多々ある。軟らかい打感のボールを好むゴルファーは多いが、軟らか過ぎも問題だという意見もある。あらゆるゴルファーに最適な“丁度良い”打感(硬さ)は存在しないが、ヘッドスピードが35.8m/s以上なら、ティーショット、もしくはアイアンショットでのスピン量をどれくらい犠牲にできるか考えてみよう。
・「ドライバー飛距離」や「グリーン周りのスピン」、「アイアン性能」の線もよく似ているが、グリーン周りのスピンが最も重視されているようだ。スピンは通常コントロール性とペアだ。スピンがよくかかるボールが合わない、もっとスピンが欲しいと考えているなら、2ピースのアオノマーボールは使わない方がいい。チャートの重要度の順位は、かなり正確といえる。
・「色やデザイン」、「生産国」、「ブランドネーム」も同じような動きだ。どれも、ボールを購入する際の大きな要素にはならないが、付加価値といっていい。カラーオプションがあるのは素晴らしいし、特定ブランドが好きな場合もある。また、アメリカ製と聞けば嬉しいだろう。あれば有り難いが、決定的な理由にはならない。
あなたの意見
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