すべてはゲームのために
ユーティリティーとは、メタルウッドの代替か?それともアイアンセットの延長か?
この答えは人によるが、ユーティリティーとは確実にスコアメイクするクラブだと私達は信じている。ティーから打つ場合もあるが、グリーンに乗せるクラブにもなり得る。
繰り返すが、ユーティリティーはスコアメイクするクラブだ。
そのため、飛距離もさることながら、優れたユーティリティーは真っ直ぐグリーン上か近くに寄せるクラブをいう。
さらに、200ヤードの距離から打っても、グリーンをとらえるパワーを持つクラブだ。肝心なのは所有数ではなく、自分のゲームに合った1本を見つけることだ。
2019年のMost Wantedテストでは、14メーカーから21モデルのユーティリティーを選んでテストした。
幅広い年齢や、ヘッドスピード、スキルで構成される20名のテスターによって、6回のセッションを通して4,000ショット以上のデータが集められた。
そして、可能な限り確実な結果を届けられるよう分析にさらに磨きをかけている。
今年ユーティリティーをお探しなら、このテストはきっと役に立つものになるだろう。
MOST WANTED:タイトリスト 818H1
ユーティリティーの購入にあたり
ユーティリティーを購入する際、最も考慮すべきは「性能」だが、重要なポイントは他にもある。
ロングアイアンの代替か?追加クラブか?
どのゴルフクラブにも目的がある。自分の理想のセットメイクをしたい場合、自分のゲームを見極め、ユーティリティーが飛距離のギャップの課題を埋めてくれるのか、単にいいショットが増えるのか把握することが大切だ。
ユーティリティーは通常、フェアウェイウッドとアイアンのギャップをつなぐ役割を果たすが、決して3番や4番アイアンの代わりにする必要はない。
また、5番ウッドの代わりに、ロフトの立ったユーティリティーを使うことも珍しくない。
いまだ烙印を押されたようなイメージがあるが、ロングやミドルアイアンが苦手なゴルファーは、5番6番アイアンの代わりに高ロフトのユーティリティーを選んでいる。
メーカーは、2番アイアン~8番アイアンすべての代わりになるユーティリティーを揃えているため、もしこれらが快適に打てるなら、苦手なウッドやアイアンを使う必要はない。
ロフト
ユーティリティーの表示ロフトは参考にはなるが、すべてではない。
他のクラブと同じように、実際のロフトはヘッドに表示されるそれとは異なることがある。ユーティリティーには、あらゆるモデルがそろう。
フェアウェイウッドのようなモデルもあれば、アイアンのようなモデルもあり、どんな弾道を望むかによって、やさしさを諦めなければならない場合もある。
例えば、すべての19度ユーティリティーが同じ飛距離や、弾道、グリーンをとえらえる力を備えているわけではない。
それを心に留めれば、正しいユーティリティー選びは最大飛距離を得ることではなく、正しく飛距離のギャップを埋めながら正しい番手で打つことが最優先だと分かる。
シャフトセレクション
ユーティリティーを選ぶ際は、そのクラブに合ったシャフト選びをすることが必須だ。
ヘッドデザイン同様、シャフトにも独自の性能や特徴がある。残念ながら、ユーティリティーカテゴリーで豊富なシャフトを用意するメーカーは少ない。
そのためユーティリティーに関しては、自分に合ったシャフトを選ぶのは至難の業だ。
プロによるフィッティングを行い、ボールの飛びや癖をチェックしたもらった上でスイングに合ったシャフトを選んでもらうことをお勧めする。
フィッティングの機会がなければ、オリジナルシャフトを可能な限り調べた方がいい。
調節機能
最近のドライバーのように、多くのユーティリティーにロフト角やライ角の調節が可能な調節ホーゼルが装備されている。
ここでいう調節可能とは、ユーティリティーに多様性を持たせることだ。
特に既製品を好むゴルファーは忘れがちだが、豊富な知識を持つフィッターが調節機能で自分に合わせたクラブに微調整をしてくれる。
MOST WANTED 勝者-コブラ F9 ONE
今年のコブラ新作のひとつ、KING F9 ONEのボールスピードとキャリーディスタンスの安定性は素晴らしく、方向性でも群を抜いていた。
理論上は、F9 ONEはONE Lenghtアイアンと同類だが、その使いやすさはワンレングスプレーヤーに限らない。
ONEの7番アイアンのシャフトレングスでは、スイートスポットにあたる確率が高く、より安定性が増すことがテストから分かった。
コブラ F9 ONEは、決して飛距離に長けているわけではなく、低い弾道も懸念されるのだが、短いフェアウェイウッドやユーティリティーでしっかりとしたインパクトや安定したショットに苦戦する人にはF9 ONEをチェックほしい。
万人向けではないが、今年テストしたユーティリティーの中でも最も魅力あるユーティリティーだと思う。
記録
テストでは、マーケット全体がどこに向かっているのか、前モデルから何が変わり改善したのかを探るため、トレンドも追っている。
また、テスターからフィードバックを提供してもらい、良かった点、悪かった点を理由とともに共有してもらう。
ただし、これらの主観的なフィードバックが、Most Wantedのランキングに直接影響することはない。
トレンドと改善点
・ゴルファーがバッグに入れるユーティリティーの数は増えていて、デザイン的には昔のバッファローやギンティの影響を受けている。ユーティリティーはアイアンとメタルウッドをつなぐクラブとして存在しているが、テクノロジーの改良によって、個人のニーズやスキルに合わせた幅広い設計が可能になり、あらゆる機能をカバーするようなった。
・タイトリスト 816 H2やExotics CBX 119のようなユーティリティーは、コンパクトな顔が特徴的で、高度なショットが可能な上級プレーヤー向けだ。ウィルソン D7やキャロウェイ Rogue Xは大きめのソールが特徴で、やさしさや打ち出し角が増す設計になっている。これらの設計モデルは、芝からのロングアイアンが苦手な人に向いている。
・調節機能は、引き続き重要な要素である。21モデルのうち5モデルが、多彩なロフト調節や可動式ウェイトオプションを揃えている(タイトリスト H1 & H2や、PXG 0317X GEN2)。調節機能を使うと、打ち出しや弾道を細かく設定することができる。
・メーカーがさらなる技術向上を謳うほど、マーケティングや広告も盛んになる。その上、テクノロジーは常に商品ストーリーの肝になる。キャロウェイはジェイルブレイクテクノロジーによってボールスピードを向上させ、PXGはエラストマーインサートを利用して打感と打音を改良した。広告通りの効果がある場合もあるが、マーケティングだけに惑わされてはいけない。クラブを変えるのは、現在使うクラブより確実に性能のよいクラブが見つかった時だけだ。
ユーティリティーは何本持つべきか?
アベレージゴルファーは2本が一般的だが、中には(25%ほど)3本以上持つ人もいる。実際、ユーティリティーは打ちやすく、やさしいクラブだ。
正しい答えはないが、ユーティリティーはフェアウェイウッドとロングアイアンをつなぐ役割を担う。
ロングアイアンが苦手なら、ユーティリティーに変えてみよう。
多くのメーカーが、ミドルアイアンまでに相当するユーティリティーをそろえているため(8番アイアンまでのモデルもある)、実際に打てるなら4番・5番(もしくは6番)をユーティリティーに交換するのもひとつの方法だ。
その際は、プロのフィッターに必要なユーティリティーを明確にしてもらうこと。
そのような機会がなければ、自分のロングアイアンのパフォーマンスをしっかり把握し、うまく打てる自信がない場合はロフト角の大きいユーティリティーで解決できるかもしれない。
テスターからのフィードバック
次のコーナーでは、20名で構成されるテスターグループからの主観的フィードバックを掲載した。
テスト中、ルックス・打感・アライメントに対して点数を付けてもらった。これらのフィードバックはテスト中に得たものだが、実際のクラブ性能に関するものはなく、ランキングにも反映されていない。
・コブラ KING F9は、総合的に高得点を得た。テスターによると、圧倒的な打音と打感、なめらかなマットブラック仕上げが好評だった。オリジナルシャフトであるフジクラAtmos Blueシャフトが好みだという人もいた。
・他に高評価だったのが、1位のタイトリスト 818H1や、スリクソンZH85、ピンG410だ。これらは打感の評価が(ルックスやアライメント)より優れていた。
・特に低ハンディキャッパーには、タイトリスト818 H2や、Exotics CBX 119、PXG 0317X GEN 2、キャロウェイ Apex’19のようなより小さくコンパクトなユーティリティーに票が集まった。
・ヘッドスピードやハンディキャップにかかわらず、PXG 0317X GEN2の平均以上の打感が好みだという人もいた。PXG 0317X GEN2ユーティリティー(とすべてのGEN2メタルウッド)には、打音と打感の向上のため、ソールに「ハニーコーム・サーモプラスチック・エラストマーインサート」が搭載されている。
・MyGolfSpyの全てのテストに共通することだが、主観的フィードバックにはもちろんネガティブな意見もある。そのひとつが、ブリヂストン Tour B JGRとゼクシオXだ。ゼクシオの軽さを褒めるゴルファーもいるが、多くが軽すぎる上に、アドレス時にかぶっているように見えると感じた。これはターゲット層が関係している。グリップからシャフト、ヘッドに至るまで、ゼクシオは可能な限りのウェイトを削るように設計されている。これら軽量クラブからの恩恵を受けるのは、失った飛距離を取り戻したいゴルファーだ。しかし、これがヘッドスピードの速いゴルファーにはコントロール性や打感が犠牲になるなど、弊害になる場合がある。
弾道 & 飛距離-テーラーメイド M6
高ボールスピード、高い弾道、十分なキャリーディスタンスが可能なユーティリティー、テーラーメイド M6を見逃してはならない。
はユーティリティーに臨むすべてを備え、今回のMost Wantedテストでは3位に入った。
テーラーメイド M6の打ち出し角や、ボール頂点、降下角は、他のどのモデルよりも優れた結果となった。
すでに述べたが、ユーティリティーはスコアメイクするクラブだ。例えばパー5を2打で乗せようと思ったら、グリーンを捉える力が必要だ。
データからM6ならグリーンを捉えるだけの十分な高さとスピンを出せることが分かる。そこから、イーグルパットさえ目指せる。
2019 MOST WANTED ユーティリティーデータ
2019 MOST WANTED ユーティリティー データ
モデル名 | ボール スピード (m/s) | 打ち出し 角度 (度) | スピン量 (RPM) | キャリー (ヤード) | トータル (ヤード) | 最大高さ (ヤード) | 落下角度 (度) | ショット範囲 (平方ヤード) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bridgestone Tour B JGR | 54.6 | 15.51 | 3,244 | 185.87 | 198.94 | 27.03 | 38.64 | 1,314 |
Callaway Apex '19 | 55.0 | 14.92 | 2,837 | 190.22 | 204.58 | 25.57 | 36.60 | 1,119 |
Callaway Big Bertha | 55.1 | 14.22 | 3,050 | 189.13 | 203.44 | 24.58 | 36.24 | 1,422 |
Callaway Rogue | 55.2 | 15.20 | 3,031 | 190.83 | 203.90 | 26.68 | 37.90 | 1,520 |
Callaway Rogue X | 55.2 | 14.46 | 2,869 | 190.99 | 205.54 | 24.73 | 35.98 | 1,258 |
Cleveland Launcher HB | 55.0 | 14.62 | 3,029 | 187.57 | 201.60 | 25.25 | 36.61 | 1,646 |
Cobra KING F9 | 55.2 | 14.51 | 3,238 | 187.97 | 200.50 | 25.96 | 37.64 | 1,195 |
Cobra KING F9 ONE | 53.7 | 13.33 | 3,053 | 179.17 | 196.01 | 21.80 | 33.89 | 896 |
PING G410 | 55.0 | 14.27 | 3,056 | 187.80 | 201.60 | 24.74 | 36.34 | 1,007 |
PXG 0317X GEN2 | 54.7 | 14.35 | 2,860 | 188.59 | 203.41 | 24.19 | 35.63 | 1,220 |
Srizon ZH85 | 54.7 | 14.28 | 3,140 | 186.63 | 200.41 | 24.89 | 36.68 | 1,037 |
Sub 70 939X | 54.9 | 14.46 | 3,214 | 186.80 | 201.38 | 25.38 | 37.18 | 1,149 |
TaylorMade M6 | 55.3 | 14.84 | 3,161 | 188.97 | 202.02 | 26.39 | 37.78 | 1,438 |
Titleist 818 H1 | 55.1 | 14.60 | 3,050 | 189.54 | 201.94 | 25.62 | 37.01 | 1,293 |
Titleist 818 H2 | 54.9 | 14.66 | 2,993 | 188.52 | 202.14 | 25.29 | 36.61 | 1,522 |
Tommy Armour Atomic | 55.6 | 14.57 | 3,183 | 190.72 | 203.85 | 26.36 | 37.73 | 1,561 |
Tour Edge Exotics CBX 119 | 54.3 | 14.24 | 3,081 | 184.80 | 199.14 | 24.07 | 36.04 | 1,283 |
Tour Edge Exotics EXS | 54.4 | 14.94 | 3,276 | 184.63 | 197.34 | 25.78 | 37.91 | 1,280 |
Tour Edge Exotics HL4 | 54.3 | 14.05 | 2,958 | 184.75 | 199.49 | 23.16 | 35.02 | 1,450 |
Wilson D7 | 55.0 | 14.61 | 3,095 | 188.41 | 201.68 | 25.52 | 37.09 | 1,344 |
XXIO X | 55.0 | 14.83 | 3,122 | 189.19 | 202.65 | 25.78 | 37.72 | 1,756 |
やさしさ VS 操作性
アイアンと同じく、ユーティリティーは操作性に優れるショットメーカーから、やさしい中級者向けのクラブまでその設計はピンキリだ。
最大のやさしさを可能にする、まるでフェアウェイウッドのような顔のユーティリティーは、大きめのヘッドや、リーディングからトレーリングエッジまでが長いことが特徴だ。
これらは、高い打ち出しが出せるように設計され、ミスヒットを減らす。反対に、コンパクトユーティリティーはロングアイアンに近いルックスと性能を持つ。
多くが操作性に優れ、より低く、貫通するような弾道が約束される。
また、これらはやさしさを多少犠牲にするが、ロングアイアンほどではない。理想の打ち出しとスピン、正しい飛距離が出すためには、フィッターに相談するのがベストだ。
アドバイス
・正しいクラブ選びにプライドは無用だ、ほとんどのアイアンセットに5番・6番アイアンが含まれるが、実際安定して打てる人は少ない。これは、ロフト角が強くなった結果でもある。3番だろうが8番アイアンだろうが、ボールが上がらないことには、真っ直ぐ飛ばない。なぜ、そんなクラブを使うのか?打てないなら、クラブを変えるべきだ。
・主にティーショットに使うのであれば、ロフトが立ったクラブを選び、低打ち出し・低スピンを狙うといい。十分な角度とグリーンを捉える力を見据えたひとつの方法だ。しかし、ユーティリティーでグリーンを狙う場合は、アイアンと同じように選ぶべきだ。ボールスピードと飛距離で終わらせてはいけない。ランディングアングルとスピン量が関係する「操作性」が重要である。
・ロフト角に関していえば、21度4番アイアンと21度ユーティリティーを交換するのが合理的と考えるだろう。しかし、他に考慮すべき点がある。ユーティリティーは、飛距離の出るクラブだ。スピードは速く、特にロングシャフトと合わせれば、効果は歴然だ。それは素晴らしいのだが、飛距離のギャップ問題が残る。私達のアドバイスとしては、ロフト角や最大飛距離を出すことより、必要な飛距離を打てるようにすることだ。
・ロフト角によって、ユーティリティーは通常フェアウェイウッドより短く飛ぶ。ここで、シャフトの長さとヘッドデザインが飛距離に大きく関係する。
スペック
FAQ
ユーティリティーの購入にあたり
Q:どのくらいの頻度でユーティリティーを買い替えるべきか?
A:まれに技術革新が続くこともあるが、通常メーカーがクラブの性能を向上させるには3~5年かかる。特にUSGAが規制を厳しくしたことから、今後の技術革新にはより時間がかかる可能性がある。おすすめするのは、今使っているユーティリティーよりも、明らかに性能が優れたクラブが見つかったときに買い替えることだ。ただし、単に新しいユーティリティーが欲しいという理由で買っても問題ない。
Q:自分に適したユーティリティーを見つけるには?
A: 自分に合ったユーティリティーを探すのは気の遠くなるような作業だが、ゲームを評価することから始めれば大幅に近道ができる。ユーティリティーに求めるものを考えてみよう。グリーンに乗せるのか、ショートパー4からのティーショットに使うのか、パー5で飛ばしたいのか。必ずフィッターに自分の目的を伝え、適切な弾道やスコアメイクを可能にしてくれるクラブを選んでもらおう。
Q:シャフトは重要か?
A:もちろんシャフトは重要だ。スピンや打ち出しの変化はそれほど大きくないが、シャフト交換によってショットの精度やボールのばらつき、総合的な安定性の向上が期待できる。
Q:ユーティリティーを試打する際、何に注目すべきか?
A:飛距離以外の他の要素が無視されがちだが、たとえユーティリティーでも安定性や操作性に着目してほしい。飛距離やボールスピードのような測定項目を比べるときでも「安定性」を過小評価してはならない。
重心調節機能を搭載したユーティリティー
ドライバー程一般的ではないが、今シーズンモデルの中には可動式ウェイト(重心調節機能)を搭載したユーティリティーがある。
タイトリストH1・H2共に「SureFit CGウェイト」が搭載されている。
Sure Fit CGは、ヒールからトゥへのウェイトシフトや、ウェイトを中心に配置することも可能だ。
ヒールにウェイト配置すればスライスを防ぎ、トゥ側ではフェースの回転を減らしフック傾向のゴルファーに効果的だ。
PXG 0317x GEN2ユーティリティーでは、似たようなヒールからトゥの重心設定に加えて、フロントからバックへのウェイト配置が特徴で打ち出し角ややさしさを調節することができる。
MOST WANTED
Q:テスターは、どのようにユーティリティーを選ぶのか?
A:アップグレードオプションはなく、標準スペックのみを使ってもらう。テストに使用したユーティリティーのロフト角は、18度~20度。調節機能付き(ロフト角や重心)のユーティリティーも数本あったが、その場合はできるだけオプション機能を利用し最適な弾道になるようにした。さらに、各テスターに合わせたフレックスを利用。弾道の向上が期待できるため、複数のシャフトが利用できる場合は使用した。
Q:Most Wantedユーティリティーはどのように決定するのか?
A:フォーサイトスポーツGC Quad(GCクワッド)弾道計測機で集めたデータをもとに、あらゆるパフォーマンス測定項目を検証する。また、ストロークス・ゲインド値という統計的有意性を重視する独自手法を用いて、総合ランキングを決定している。次に、信頼区間を計算し、ストロークス・ゲインド値の統計的有意性を決定する。テスター間で、高いパーセンテージを占めたユーティリティーが、「Most Wantedユーティリティー」となる。詳しくは、テスト方法に掲載した。
Q:「最も飛ぶユーティリティー」の決め方は?
A:統計学的有意性に基づいてテスター全員の平均トータルヤードを検証し、「最も飛ぶユーティリティー」を決定する。
Q:「最もやさしい」ユーティリティーは、どのように決定したのか?
A:ショットエリア(ばらつき)や精度、ボールスピードとキャリーの平均標準偏差などの測定結果を検証し、「最もやさしい」ユーティリティーを決める。Q:ルックスや打音、打感などの主観的な要素は、どのくらいランキングに反映されるか?
A:まったく反映されない。MyGolfSpyのランキングは、弾道計測モニター上のデータとパフォーマンス測定項目のみで決まる
テスト方法
テスト方法についての詳細は、こちらのページで確認できる。
https://www.mygolfspy.jp/test-and-rank-2019-most-wanted-hybrid/
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