スリクソンの5つの新しいドライバーが、USGAの適合リストに登録される予定だ。だが、すべてが小売販売される可能性は低い。スリクソンの現行モデルであるZ765と2017年のMost Wantedの勝者であるZ565は、約2年前にリリースされており、そろそろ新モデルのリリースが予想される。
これまで積極的に試作品を作ってきたスリクソンなので、発表するモデル数が多いのは納得である。だが私の推測では、最終的に小売店に並ぶのはせいぜい3モデルぐらいではないだろうか。
Z585とZ785は、小売の最有力候補だ。これまでの特徴から察するに、Z585は大きめの投影面積で、より高い打ち出しとやさしさを兼ね備えたクラブになるだろう。
Z785は、低スピンで上級者向けといえる。Z785には他に3モデルがあるが、スタンダードのZ785はZ765より許容性に優れている。
今回はZ585とZ785のほか、Z785ツアー、Z785ツアーLS、Z785ツアーFL、がUSGA適合リストに登録される。USGAの写真では大きさが分かりにくいが、ツアーモデルはスタンダードのZ785に比べて、よりコンパクトな作りのようだ。
これまでの特徴が継承されるなら、ツアーモデルは低めの打ち出しと低スピンで、よりオープンフェースでフラットなライ角になる可能性が高い。LSは、Low Spin(低スピン)を意味すると思われる。
想像だが、FLはFlat Lie(フラットなライ)ではないだろうか。ツアープロや上級者に好まれるモデルだと思うが、真実のほどはまだ分からない。
これらのモデルはすべてツアー向けの可能性があるが、3つのうち、少なくとも1つは小売販売されるのではないだろうか。これは私の予想だが、この3モデルはどれも似ており、スリクソンはツアースタッフと協力して、3つのうちのどれが一番理想的な打ち出しを実現するかを協議しているのではないだろうか。
すべての新ドライバーには、調節可能ホーゼルが搭載される。取り外し可能なウェイトは1つで、スイングウェイトの調整ができる。今回も数種類のウェイトが用意されるのではないだろうか。
新Zシリーズは、今年後半に発売される予定だ。ただし発売時期が近づくまで、詳しい情報は出てこないだろう。
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