グリーンまでの距離を測るとき、まだコースにある目印を参考にしていますか?
最近のGPSではゴルフコース上のどんなターゲットでも測定できるこの時代に、なぜヤード確認に手間を取らなければならないのか?
しかも近年は、腕時計のように毎日でも着けられるスタイリッシュなGPSも多い。同時に運動量を追跡できるような機能付きのものもある。そんなゴルファーのために、今日はMyGolfSpyが役立つ情報を提供しよう。
現代の忙しい毎日の中で何か物を買うというプロセスは、多大なストレスと時間を費やす。ゴルファーに最も役立つ情報とは、いかに自分に最適な道具を選択するか、いかに時間とお金を有効活用できるか、この2つを解決することだと考える。
このバイヤーズガイドがあれば、迷いなく自信を持って商品を選ぶことができる。ここで示された商品の性能や機能性データを参考に、ぜひ購入時に役立ててほしい。
テストを行う際の基準として、私たちは各商品を突き合わせ比較を行う。各商品カテゴリーの中から上位の商品を選び出し、屋内ラボ、野外の両施設を利用し、厳格に比較テストを実施している。
そして、分類した主要カテゴリーに従い商品を採点、ランク付けをし、結果を導いた理由を説明した上で、それぞれのカテゴリーにおける最優秀商品に賞(評価)を与える。
GPS機能を中心とした今回のスコア付けは、基本的に同じような内容になった。また、使いやすさやGPSの正確性にも着目した。一部のGPSは明らかにディスプレイがクリアだったため、ディスプレイスクリーンの項目も含めた。
測定基準
私たちは常にテスト方法に微調整をかけ、意義のあるデータ収集に努めている。そして昨今のトレンドも意識しながら分析に磨きをかけ、可能な限り正確なアドバイスを届けたいと思っている。
<2018GPS機能チャート>
※用語:NAME(商品名)/COST(価格)/COURSE(コース数)/GAME TRACKING(ゲームの追跡)/ACTIVITY TRACKING(活動の追跡)/HOLE MAPPING(マップ機能)/BATTERY(電池)/WARRANTY(保証)
テストする方法
私たちはデータに軸を置いた測定に多くの時間を費やし、測定基準を強化してきた。測定基準の確立や詳細機能へのアプローチはこれまで以上だ。
GPSテストのためゴルフコースに赴き、「Bushnell Tour V4」レーザー距離計を使いグリーンの中心までの距離を測った。そして、GPSで測った距離とレーザー距離計による結果を比較する。その後、テスター達にコースマッピング機能の信頼性に関して質問をする。
ここで気づいたのが、もちろんコースマッピングもターゲットまでの距離もスコアの対象とするのだが、有効なコースマッピングは、精密な距離計測よりも重要だということ。
共通機能だけでなく、テスターには対象GPSの機能リストに目を通してもらい、興味のある機能を自由に試してもらった。そして、そのGPSの機能性や、特徴、ディスプレイに関する質問を詳細に聞いた。
スコアメトリック
ディスプレイ(20ポイント)-スクリーン上の画面はどれくらいクリアか?ディスプレイは使いやすいか、それとも乱雑なものか?ディスプレイスクリーン性能分野でのライバルは、やはり「アップルウォッチ」だ。
特性(45ポイント)-どのGPSもターゲットまでの距離を計測するのは当然だが、全てが万歩計や、心拍数、TruSwing、電話機能を備えているわけではない。これらの機能によってゴルフGPSの世界は変わるだろう。このカテゴリーでのパフォーマンスがあまり良くないGPSは、距離計測以外の特性においてあまり役に立つとは言えなかった。「特性」分野でトップに選ばれたGPSは、文字通り想像をはるかに超えていた。
機能性(20ポイント)-GPSのほとんどは自動でコースを認識する。つまり、GPSのスイッチを入れた瞬間に、衛星を使ってターゲットを探し出す。この機能はすでにほとんどのGPSに搭載されているため、ダウンロードが必要なGPSは使いやすいとは言えない。ランキングトップのGPSはスクリーンが整理され、全体的な機能性に優れている点で際立っている。
正確性(15ポイント)-「ブッシュネルV4」レーザー距離計の値と比較して、GPSの値がどれくらい正確か?GPSの測定値にはそれほどの差がなかったが、ホール毎のデータ情報が多いほど、ゴルファーにとっては参考になる。そのホールの情報を知れば知るほど、パフォーマンスも上がる傾向がある。
最終ランキング
最終ランキングは総合得点に基づき決定する。高得点を獲得したGPSを「最優秀GPS」とし、トップ3のGPSに賞(評価)を与えた。さらに、特定のカテゴリー(正確性や、ディスプレイ、特性)において業界の常識を覆すような性能を示したGPSには「Best in Class」の評価を与えた。
性能で知れた商品と互角に戦えるほどの価値ある商品には、「Editor’s Choice(エイディターズ チョイス)」もしくは「Best Buy(ベストバイ)」といった賞も加えた。
2018 最も正確なGPS
<GARMIN APPROACH S60>
※用語:DISPLAY(表示)/FEATURES(特徴)/FUNCTIONALITY(機能)/ACCURACY(正確さ)/TOTAL(総合評価)
<良かった点>
「Garmin S60」は2年連続1位に輝いた。「S60」はゴルフ向けに限らず、日々の健康状態を記録する複数の機能が特徴だ。歩いた歩数や、何往復泳いだか、全てを記録する。Garminウォッチは単なるタッチスクリーンのGPSではなく、唯一簡単に使えるカラーディスプレイGPSでもある。
<長所>・見やすく使いやすい大きなタッチスクリーン
・カラーディスプレイ
・複数の健康維持機能
・着け心地が良い
・簡単なチャージシステム
・41,000ものコースが内蔵
<欠点>・カラー選択が少ない
<GARMIN S10>
※用語:DISPLAY(表示)/FEATURES(特徴)/FUNCTIONALITY(機能)/ACCURACY(正確さ)/TOTAL(総合評価)
<良かった点>
Garmin S10は2018年の「最も正確なGPS」に選ばれ、GPSファミリーにもう1つ大きな功績をもたらした。 製品のシンプルさは、すべてのプレーヤーにとって使いやすい。S10は、どの機能でも数秒で衛星を感知する。Garminウォッチは、設定メニューをスクロールしなくても、コースとホールを認識し表示される。スクリーンは白黒だが、明瞭で読みやすい。
<長所>・衛星の感知が早い
・ユーザーフレンドリー
・高画質ディスプレー
・41,000のコースが内蔵
・12時間のバッテリー寿命
<欠点>・白黒のディスプレイのみ
<BUSHNELL PHANTOM>
※用語:DISPLAY(表示)/FEATURES(特徴)/FUNCTIONALITY(機能)/ACCURACY(正確さ)/TOTAL(総合評価)
<良かった点>
ブッシュネル「Phantom」は2018年「ベストバリューGPS」に選ばれた。「Phantom」は40,000近くのコースが内蔵され、自動でコースをアップデートするブルートゥース機能もある。GPSはグリーンの前方、中央、後方の距離を計測し番手選びに役立てることができる。また、ハザードを4つまで知らせてくれる。
<長所>
・使いやすく直観的に操作できるデザイン
・40,000コース内蔵
・グリーンの前方、中央、後方までの距離を正確に測定
・10時間のバッテリー寿命
<欠点>・限定的な機能と付属品
<2018 GPS バイヤーズガイド>
※用語:NAME(商品名)/DISPLAY(表示)/FEATURES(特徴)/FUNCTIONALITY(機能)/ACCURACY(正確さ)/TOTAL(総合評価)
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