先週火曜日、カリフォルニア州ナパで開かれたセーフウェイ・オープンの練習グリーンで、私は仕事のことを考えながらプロ達があらゆる距離や角度からパットを沈めるのを眺めていた。
彼らの練習を見ていると、たまたまグリーンの向こう側に黒と黄色のパターがたくさん置いてあるのが見えた。そして同時にオデッセイのロゴが目に飛び込んできた。
オデッセイ STROKE LAB「プロトタイプ」
そのパターの近くにいた人達は親切にもパターの写真を撮らせてくれたが、彼らはその詳細どころか、それが近々発売される新製品なのか、単なるツアー向けのプロトタイプなのかさえ教えてくれなかった。
VERSAのようなハイコントラスト、でもVERSAではない
これらのパターに「Versa」の文字はどこにもないが、Versa特有のコントラストの強いアライメントデザインを継承している。ほとんどのモデルが、フェースに近い部分がシルバーで、後方が黒っぽい配色であることが特徴だ。シルバー部分と黒い部分の境界線は、2-BallやMarxmanにも採用された「アライメントスキーム」の一部である。
全体的に、この配色はシルバー部分が黒っぽいカーボンファイバー部分で囲まれているという点で、トゥーロンガレージのIndianapolisのオリジナルモデルを連想させる。Indianapolisもそうだったが、ゴルファーはヘッド全体ではなくシルバー部分に焦点を当てる傾向があるため、実際より小さいパターでパッティングしているような錯覚を起こさせる配色だ。このような工夫により、ブレードパター愛好者がマレットに移行しやすいように考えられている。
新モデルと昔の愛用パター
万が一これらのパターが小売販売されないプロトタイプであったとしても、オデッセイに新しいモデルが加わるのは嬉しいことだ。私が特に興味を持った3モデルを紹介しよう。
R-BALL(Rボール)
私は、ワンボールタイプの2-Ballがいつか販売されるのではないかと長らく考えていた。キャロウェイの契約プロのダニエル・バーガー氏はそのパターで勝利を収めている。似たようなパターの写真がインターネットに出回っているものの、ゴルフショップには置いていない。これがショップで見られる日も近いかもしれない。
DOUBLE WIDE(ダブルワイド)
ボディー幅の広いパターをもっと広くしたら、一体どんな名前になるだろうか?「Double Wide(ダブルワイド)」だ!
Double Wideは新作モデルではない。O-Worksシリーズとして日本で以前発売されたが、アメリカでは初めてだ。写真から推測するに、Double Wideにはダブルベンドシャフトとフローネックの両方が用意されている可能性がある。
多くのプロが最も幅広のパターを手に取って試していた。誰がDouble Wideに切り替えるか、楽しみだ。
TUTTLE(タトル)
どれくらいのゴルファーが、キャロウェイの元祖「Tuttle」を使っているだろう?古いTuttleを使っているゴルファーには朗報だ。キャロウェイが以前Tuttleを発売したのは、随分昔のことだからだ。昔は「オデッセイTuttle」ではなく、「キャロウェイTuttle」だった。
このTuttleモデルは、オリジナルのTuttle(とTuttle 2)のデザインは引き継いでいるが、ヘッドは大きくなり、はっきりとしたアライメントラインとツートーンカラーが採用されている。写真にフローネックはあったが、ダブルベンドはなかった。
スラントネックは継続?
オデッセイは昨年、標準ネックとスラントネックのマレットパターすべてを、スラントネックに一本化した。もしこれらが受け入れられるとしたら、スラントネックオプションは2019年も引き続き採用されるだろう。スラントネックオプションがないモデルは「R-Ball」だけのようだが、これだけがプロトタイプというわけでもなさそうだ。
さらに、「White Hot Microhinge(ホワイト・ホット・マイクロヒンジ)」も2019年にカムバックしそうだ。
「ハイテク」シャフト
新Stroke Labパターシリーズの最も興味をそそる特徴が、新たな複合素材シャフトだ。実はこのシャフトが一番興味深いのだが、残念なことに最も情報が不足している。パターの複合素材シャフトは最新のものではなく、USTはFrequency Filteredパターシャフトをここ数年作っているし、バーニー・アダムス氏のBreakthrough Golf Technologyからは、今年の始めに新たなStability Shaftが発売された。
オデッセイのシャフトとこれらのシャフトは何が違うのだろうか?カーボン製とスチール製であること以外、何の手がかりもない。
現在のところ、これもオデッセイの秘密の一つだ。グリップには「Tempo Enhancing Design」と書かれているが、それ以外オデッセイは何も明かしていない。その評価は実際の性能によるだろうし、(性能がどうであれ)オデッセイのオファーに対して懐疑的な意見もあるだろうが、このパターシャフトは最新の市場ニーズに合わせて開発されているようだ。
これらのパターが販売されたら、オデッセイはシャフトについても詳細を明かすだろうが、現時点では懐にしまっているようだ。
目ざとい人なら写真の後ろのEXOパターにもこの新シャフトが採用されているのに気付いただろう。これは、今使っているEXOをリシャフトできるということなのだろうか?
STROKE LABの印象
これらのパターへの印象は?新モデルに興奮している?それとも、新作シャフトに興味津々だろうか?今使っているオデッセイパターのリシャフト用にこのシャフトを販売してもらいたいと願っているだろうか?
さて、あなたはどう感じただろうか?
新モデルや新シャフトに興味が湧いただろうか?
リシャフト用として、このシャフトを販売してほしいと思っただろうか?
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