「アーコス」が、最新アップデートで史上初となるコース内の『ボールキャプチャーシステム』を搭載した。

悪くない。

で、その心は?


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簡単に説明すると、「アーコス・キャディ」アプリのラウンド設定メニューが拡張され、ゴルファーがラウンド中に使用したボールをトラッキング(行動を追跡する行為のこと)できるようになった。

(補足となるが、同じメニューでラウンドを「エンジョイ」か「競技」に特定することも可能。「競技」にすると、システムが自動的にUSGAに準拠したモードに調整される)


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ユーザーはラウンド時に使用するボールを選択するだけでよく、デフォルトのボールを保存することも可能。

今回の機能追加は、ゴルフボールの性能を追跡することが目的。これにより、打ちっ放しやシミュレーターのデータではなく、実際のコース上のデータに基づいてゴルフボールを比べることができるというわけだ。

ボールには本当に違いがあるのか?もしそうなら、どの場面(ティーショット、アプローチ、パット)でどの程度違うのだろうか?


『ボールキャプチャ機能』の仕組み

「アーコス」のボール追跡機能は、今のところ入力専用のみ。基本的には、使用するボールを入力するだけで、ほぼ完了だ。数ヶ月(推測するに3ヶ月)ほど待てば、ゴルフボールを追跡した様々な測定結果を、フィルタリングしたり、比較することができるようになる。

これは最終的に、どのボールが自分自身に最適なのかをより理解する上で非常に重要な機能となり、恐らく、各ゴルファー層に対してどのようなタイプのボールが最適なのか特定することもできるようになるだろう。

自称ボールマニアとしては、これは明るい未来が待っているようなもので、ゴルフボールは大切な道具であるという認識が広がることは喜ばしいことだ。

もし「アーコス」のコース内『ボールデータ・キャプチャシステム』が、性能重視で使用ボールを決めることに役立つのなら、それに越したことはないだろう。

もしかしたら、全然イケてないマット仕上げの2ピースボールの方が良いかもしれない、なんてことも。まぁ、それはないか…。


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精度はあなた次第

もちろん、「アーコス」の多くの機能同様、「正確性」はユーザー次第だ。ラウンド前に使用する実際のボールが選択されていなければ、収集されたデータは、ボールに関連しているとはいえ無意味なものとなる。

また、「アーコス」の『ボールデータ・キャプチャシステム』では、ラウンド中に「1つのモデルのみ使用」ということが暗黙の了解となっている。楽観的すぎるかも知れないが、これは正しい方法だ。

望むべくは、これが良い習慣のきっかけになれば良い。

どのラウンドも、どのショットでも、同じボールでプレーしようということだ。

「アーコス」の最新アップデートの特徴は、コース内の「ボールデータ収集」と「ラウンドタイプの選択」。このアップデートに追加料金はかからない。