「#ASK MYGOLFSPY」へようこそ。このコーナーでは専門家がゴルフに関するあらゆる質問に回答する。レベルに関係なく、ゴルファーに可能な限り最高のゴルフを体験してもらうことを使命としている。
ゴルファーによってニーズが異なる中、手短に自分に合ったクラブを揃えるのは難しい。そこで私たちの出番だ。
「ドライバーフィッティング」はどれくらい重要?
「ドライバーフィッティング」は、目に見えるパフォーマンス向上の機会を与えてくれる。フィッティングの重要度はゴルファーによるが、スピードトレーニングでもしない限り、既製品から自分に合うドライバーに変えるだけでかなりの「飛距離」を得ることができる(さらに一貫性も)。
1回のセッションで何本のクラブをテストする必要があるか?
答えは「状況によって異なる」だ。多くのフィッター(特にフィッティングチェーン)が、自分たちがどれほどのオプションを揃えているか自慢したがる。通常の場合、50,000ほどのオプションが揃うが、すべてを試打することはお勧めしない。
ドライバーフィッティングの場合、ヘッドは3つか4つが賢明だ。もっと多い方が良いと思うかもしれないが、優秀なフィッターならどのドライバータイプが機能するか理解し、試打に疲れてスイングが低下する前に、ロフト角、重量設定、シャフトスペックを調整することができるはずだ。
アイアンであれば疲労が少ないため、もう少し試打を増やすことができるが、良いフィッターは選択肢を素早く絞り込むのが得意だ。
どこから手をつけて良いか分からない人は、今年の『Most Wantedドライバーランキング』を見て的を絞ると良い。
フィッティング中はどんな質問をしたら良いか?
ドライバーフィッティング中に聞きたいことはたくさんあるが、一番重要な質問を予約前に整理しておこう。
そのフィッターは「弾道測定器」を持っているか?性能の良いものか?どのようなブランドが揃うのか(ヘッドとシャフト)?屋外なのか、スクリーンやネットが装備されているか?
他にも見落しがちなことは、快適にスイングできるほどの十分に広い打席を備えているかどうかだ。事前に下見をしておこう。
とはいえ、肝心なのはフィッターが何を質問してくるかだ。フィッターによる「インタビュー」は、必ず行うプロセスのようなものだ。まず、なぜフィッティングを行おうと思ったか。クラブフィッティングの目的は何か?具体的にどのような改善を求めているのか?
また、フィッターは事前に予算を確認して、顧客が考えていた予算を大幅に超えるようなスペックに調整しないようにしなければならない。
つまり、フィッティングではゴルファーとフィッター間で絶え間ない対話が欠かせないのだ。フィッターが顧客の感じていること、考えていること、またいつものショットパターンやフィッターの前で打ったショットについて尋ねないなら、そのフィッティングは止めた方が良い。
可能であれば、ソーシャルメディアでフィッターを検索すると良い。ブランドにとらわれないフィッティングを行うと公言する人を多く見かけるが、InstagramとFacebookではそれとは逆の内容を発信していることがある。
すべてのフィッターには好みがありそれ自体は問題ないのだが、いつも同じブランド、同じヘッドやシャフトを勧めている場合は、他の場所を探すことをお勧めする。
フィッターが持っていた方が良い資格は?
検索すると認定マスターフィッターが何人かいる。資格を管理する中央機関はないが、ほとんどの認定フィッター(マスターまたはその他)は、何らかの形で組織化されたトレーニングを受けている。
ここで気をつけたいのが、「認定マスターフィッター」を謳うチェーンのフィッティングスタジオやメーカーだ。ここには基準や管理機関がないことを知っておこう。認定されたフィッターの中には優秀な人もいれば、そうでない人もいる。
私にとって、経験と知識に代わるものはない。それらを数値で表すのは難しいが、宣伝よりも評判や口コミに重点を置きたい。
近くにフィッターがいない場合は?
有能なフィッターが近くにいないことには驚くが、たとえお勧めのフィッターがいたとしても、私の地元では車で最低3.5時間ほどかかる場合が多い。
有能なフィッターを知っているが、彼らが働くのはトロントかロングアイランドだ。
フィッティングに行けない、またはする気がない人に、既製品ドライバーを購入するより優れた代替手段として開発されたのが『TrueGolfFit』だ。ほぼすべてのメーカーが独自のフィッティングツールを提供しており、コロナが流行ると多くのメーカーが「電話フィッティング」サービスを開始した。今でも利用することができる。
ブランドにとらわれない大型ショップが、対面式のフィッティングに代わるものを提供するのは時間の問題だと思う。
私は対面でのフィッティングが一番良いと思うが、それが不可能な場合は、オンラインフィッティングツール、または電話でのフィッティングをお勧めしたい。ほとんどは無料で受けることができる。
フィッティング中に重視すべき3つのこと
最終的に重要なのは1つ。フィッティングの結果が、あなたの目的を満たしたかどうか。
答えがイエスなら良いが、そうでない場合は・・・
これはまさに、フィッターとの会話から生まれるものだ。「飛距離」が目的である場合、フィッティングしたドライバーがこれまでのものより優れている確固たる証拠を見せてもらったか?
常に最善の結果を求めてほしい。
とはいえ、データに注意を払うことは重要だ。全体的な目的に関係なく、データに映る小さな円や数字に注目してほしい。つまり、「方向性」と「一貫性」のデータ(小さな標準偏差)が常にフィッターとの会話に登場しなければならない。
アイアンのフィッティングでは、「飛距離」はひとまず脇に置いた方が良い。「方向性」も重要だが、ストロングロフトにシフトしている現代では、最適な弾道(スピン量、高さ、落下角度の適切な組み合わせ)を探し出す手伝いをしてくれるフィッターが有能だと言える。
弾道測定器の数字が調整される心配はあるか?
これは以前ほど問題ではない。弾道測定器の出現に伴い、一部の悪質業者が設定を利用し、システムを介して距離を調整し、伸ばすようになった。
「フォーサイト」や「トラックマン」、または他のブランドでも、実際と異なる数字を示す怪しい機器はいまだに存在する。
高品質のフィッターが、自身の評判を危険にさらしてまで弾道測定器を調整することは信じ難いことだ。事前にリサーチをすれば、問題はないはずだ。
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