2021年ベストレーザー距離計 バイヤーズガイド
あなたはレーザー距離計派?それともGPS派?前者なら、今回はあなたのためのガイドだ。
今日にでも新しいレーザー距離計を購入したい人も、お役立ち情報を探している人も、単に最近の距離計事情を知りたいという人も、この購入ガイドを見ればみなさんのニーズに合うレーザー距離計を見つけることができるだろう。
年々、レーザー距離計のテクノロジーは豊富になっている。例えば、「ブッシュネル」や「プレシジョン プロ」には、気温や高度、風を考慮した距離計があり、他のデバイスにはない実際のプレーに役立つ距離を提供してくれる。
中には一瞬で反応するGPSを駆使した距離計や、プレー中特定のホールに関する詳細情報を提供する商品などもある。
今年のレーザー距離計で最も印象的だったのは、全体的に「精度」が劇的に向上したこと。テストしたほぼ全ての距離計の誤差は5ヤード以内でかなり正確だった。
勝者:ブッシュネル「PRO XE(プロXE)」
正確性に優れたレーザー距離計をお探しの方には、ブッシュネル「Pro XE」が絶対おすすめ。「スロープ調整機能」が搭載されており、気温や気圧、距離を考慮して、正確でプレーに役立つ距離を表示する。カートにつけられる「マグネットマウント」が装備され取り出しがより簡単。2年間の保証も付いており、間違いなく2021年『Most Wantedレーザー距離計」テストの勝者に相応しい商品だ。
・「正確性」1位
・「スピード」4位
・「画像」1位
・「ディスプレイ表示」4位
・「機能性」3位
手ブレ用ベストレーザー距離計−ニコン「COOLSHOT PRO STABILIZED(クールショット プロ スタビライズ)」
手ブレや、ターゲットを捉えるのに苦労している人には、ニコン「CoolShot Pro Stabilized」をおすすめしたい。「Integrated Vibration Reduction」と呼ばれる同社カメラに搭載されている独自の手ぶれ補正技術により、ターゲットをすばやく効率的に捉えることができる。多くのゴルファーになくてはならない機能の1つであることに気づくだろう。
レーザー距離計に欠かせない機能
正確性
距離計は、「正確」でないと全く役に立たない。今回テストした距離計は、5ヤード以内の誤差で正確に距離を読み取った。常に同じ距離を読み取るレーザーなら、自分が目にする数字を常に信頼できることだろう。このテストでは、各レーザーを厳密にテストして、提供された数値が正確で一貫しているか検証した。
結果、ブッシュネルを超えるような一貫して正確なレーザー距離計は見られなかった。「正確性」という点では、「Pro XE」、「Tour V5 Shift」、「Tour V5」が確実にトップ商品だと言える。また、コバルト「Q 6 Slope」の精度も優れていた。
画像とディスプレイ
レーザー距離計の「画像」をテストする時は、ファインダーとデジタルディスプレイの「見やすさ(明瞭さ)」に焦点を当てる。表示がシンプルなほど、当然わかりやすい。理想を言えば、常に正確な計測距離が得られるよう、シンプルで簡潔に測定情報を表示するディスプレイが欲しいことだろう。また、ほとんどの距離計に焦点を改善するための「視度調整」機能が搭載されている。
2021年のテストで最もクリアな画像が得られたのは、ニコン「Coolshot Pro Stabilized」だった。レンズの透明度により、目標をすばやく簡単に認識し、正確な距離を読み取ることができる。
1つのディスプレイの中でできるだけ多くの情報を得たい場合、ガーミン「Approach Z82(アプローチ Z82)」がGPSによるホール画像や、グリーンのフロント・ミドル・バックエッジまでの距離、ハザードまでの距離、傾斜に至るまで表示してくれる。また、プレシジョン「Pro R1 Smart」は、GPS機能搭載で全ての距離表示が可能。自身のクラブデータを入力すると推奨番手を提案してくれるアプリサービスも搭載されている。
ロックインジケーター
レーザー距離計が、目標をロックオンする仕組みはいくつかある。中には何よりも素早くターゲットを捉えて通知する製品もある。「振動」や「パルス」「視覚による通知」はすべて、目的のターゲットを捉えたことを知らせる「アラートシステム」だ。どの通知方法がいいかは個人の好みだが、経験上これらのアラートシステムと併せて、読み取った距離を確認するのが一番良い方法だと思う。
ブッシュネル「Pro XE」は、「振動」による通知に加えて、赤い点滅による「視覚的な通知」も利用できる。
ベストテクノロジー−プレシジョン「PRO R1 SMART」
オプション豊富な距離計が欲しい?それならプレシジョン「Pro R1Smart」以外に探す必要はない。いくつか例を挙げると、GPSによる計測、風向、スロープ機能が付属している。さらに、「MySlope」には気候や、風、気圧を考慮し、個人の弾道データに基づいてどのクラブを使用すべきか提案してくれる機能まで搭載されている。このレーザー距離計アプリは、確実に革新的な商品だ。
専門家のアドバイス-スロープ(勾配)機能
高低差の激しいコースでプレーする場合は、「勾配(スロープ)機能」付きの距離計の方が、より正確な距離を読み取ることができる。標高差を考慮した上で、実際の距離と調整後の距離の両方が表示される。
2021年ベストレーザー距離計 -機能-
※レクチル:望遠鏡などの指標のために視野内に刻まれた十字線
ロックインジケーター:目標をとらえたときの表示
最速のレーザー距離計−シュアショット「LASERPINLOCK 5000IPS(レーザーピンロック 5000IPS)」
とにかく早く距離を把握したい?それならば市場で最速のレーザー距離計を紹介しよう。シュアショットの「Laser Pinlock 5000iPS」は、最速でターゲットを捉える。高レベルの精度や、画像、ディスプレイ機能により、障害物を明確に把握することができる。これは検討する価値ありだ。
さらなるアドバイス
・「GPS」と「レーザー距離計を両方持つ必要はない。ガーミン「Approach Z82」とプレシジョン「Pro R1 Smart」はその両方を1つのデバイスに組み込んだ優れものだ
・レーザー距離計の使いやすさは、個々のゴルファーあるいはユーザーによる選択ミスと関係していることが分かっている。例えば、手が大きい人は、小さい距離計よりも大きい方が照準を合わせやすい。この点から、購入前に自分に合うか試してみることをお薦めする
・多くの距離計には、その他の追加機能が備わっている。「マグネットマウント」や「気象状況を距離計測に反映させるセンサー」「手ブレ軽減機能」「GPS機能」など、長々と項目が続く。購入前に、必要な機能と不必要な機能を明確にしておくことが大切だ
・手ブレが気になるゴルファーには、ニコン「CoolShot Pro Stabilized」がお薦めだ。『振動低減テクノロジー』により、ターゲットをすばやく効率的にキャッチする。案外、これが一番欠かせない機能だと気付くゴルファーが多くいるのではだいだろうか?
・レーザー距離計の中には標準の使い捨て電池タイプもあるが、携帯電話のように充電ポートを使用して長時間使えるものもある。繰り返しになるが、これらは個人的な好みの問題だ。バッテリー寿命は各モデルによって大きく違う。使い捨て電池が良い場合、「Precision Pro」なら無期限の無料で電池交換が可能
2021年レーザー距離計−結果
2021年ベストレーザー距離計−FAQ
Q:レーザー距離計は高価な方が良いのか?
A:全員に当てはまるわけではない。高価な距離計にかかるコストを、すべてのゴルファーが必要または望むわけではない。多くのオプションを望むなら、その分高くなることを覚悟しなければならない。そうは言っても、豊富な機能を備えるわけではないが、基本的な要素はカバーする低価格帯の距離計も中にはある。「イネシス(Inesis)」や「プレシジョン プロ(Precision Pro)」などのブランドから、妥当な価格帯で優れた距離計が発売されている。
Q:スロープ(勾配)機能は必要か?
A:スロープ機能は、よく使われるようになっている。熱心なゴルファーにとって、「スロープテクノロジー」はコースでより賢い決断を下すのに役立つ。初めて周るコースで練習ラウンドをするトーナメントゴルファーにとっても、これはコースの概要を知る貴重なツールになるはずだ。目標までの距離を知りたいだけで、その他の部分は自分で判断したいゴルファーは、スロープ機能のない距離計を選び出費を節約しても良いと思う。
Q:手ブレに最適なレーザー距離計は?
A:距離計の手元を安定させるのに苦労している場合、お薦めできるモデルはニコン「CoolShot PRO Stabilized」だけだ。この距離計は、レンズを“フリーズ”させ、手ブレしても目標を正確に捉えてくれる。価格的には高い方だが、手ブレにお悩みなら見合う価値がある商品だ。
Leave a Comment