今シーズンの『Most Wantedテスト』が終了するにあたり、皆さまの変わらぬご支援に心より感謝申し上げます。
我々『MyGolfSpy』が行う全調査、そして我々が存在する理由は、あらゆるゴルファーのニーズや要望に応え続けることのためにある。自身に合ったゴルフ用具を見つけ、皆さまによりゴルフを楽しんでもらう。そのために、データを元に真実のみの情報を発信する。これが、私たちがゴルフギアをテストする情熱の源となっている。我々の使命は、皆さんのゴルフを支えること。厳選した“Most Wanted Winner”とラベルを付けた製品には自信を持ってオススメできる。では、データに基づいた『Most Wantedテスト』から、競合を押し退け見事に勝ち抜いた素晴らしい製品をそれぞれのカテゴリー別に紹介しよう。
「2024年のベストドライバー」
2024年の『ドライバーテスト』は、37モデルが競い合った。その中で、PING「G430 Max 10K」がスコア10点満点中の9.8/10のスコアでトップに輝いた。PING「G430 Max」の「正確性」はずば抜けており、驚くほど真っ直ぐ飛ぶ。このテストの真の主役と言って良い程、我々、そしてテスターたちを釘付けにした。このモデルは、ヘッドスピードの速いゴルファーに限らず、多くのゴルファーに自信を持ってお勧めできる。そして、総合2位を獲得したのは、キャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE◆◆◆」。このモデルは「飛距離」のポテンシャルに優れており、「寛容性」も備えている。キャロウェイは総合2位と3位にランクインし、「飛距離」では1位と2位を独占している。これは、キャロウェイの「飛距離」に関するテクノロジーが証明されたようなもの。「飛距離重視」のゴルファーは、迷わずキャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE」シリーズのこの2モデルを選択すると良いだろう。
PING「G430 Max 10K」
「ベストフェアウェイウッド」
キャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE◆◆◆」が、2024年のベストフェアウェイウッドに選ばれた。今年は29モデルのフェアウェイウッドをテストしたが、「パラダイム Ai SMOKE◆◆◆」は、「飛距離」と「正確性」のバランスが非常に優れているため、この2つを重視するゴルファーにはもってこい!フェアウェイウッドは、フェースの反発が非常に高くなるポテンシャルを秘めている。各メーカーは、特に「ボール初速」と「スピン量」のパフォーマンスにおいて、自社のフェアウェイウッドの能力を最大限に引き出そうとしているが、このキャロウェイ「パラダイム Ai Smoke ◆◆◆」は、飛びのポテンシャルが素晴らしい。
そして総合2位は、ウィルソン「Dynapower(ダイナパワー)」。このモデルは2023年総合1位に輝いたモデルだが、今年もその実力は健在。「正確性」に優れ、尚且つ「飛距離」と「寛容性」を備えたモデルがお値打ち品としか言いようがない価格で購入できる。フェアウェイウッドが苦手なゴルファーは、是非お試しを。キャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE◆◆◆」
「ベストユーティリティ」
あなたの腕前はともかく、セッティングに加えると便利なのがユーティリティだ。ロングアイアンとは全くんぽ別物で、打ち出しを最適な高さにできるものもあれば、フェアウェイウッドとロングアイアンの番手間ギャップを完璧に埋めてくれるものもある。2024年の『ユーティリティテスト』は、23モデルをテスト。その中で全体的なパフォーマンスが最も優れていたのは、PING「G430」だった。これで、PING「G430」は、2年連続で『ベストユーティリティ』に輝いたことになる。「G430」は最も「正確性」に優れ、「飛距離」と「寛容性」を備えている。正直、PINGがこのモデル以外のユーティリティを出すべきなのかを疑問に思うほど、このモデルはパフォーマンスに優れている。このモデルに勝るものなどあるのだろうか…。控えめに言って珠玉の1本だ。
そして、総合2位はテーラーメイド「Qi10」。PING「G430」よりも少しだけ「飛距離」が出るため、「飛距離」重視のゴルファーにはオススメだが、「寛容性」を重視している人には不向き。テーラーメイドのクラブは「寛容性」に定評がないのは知られているが、その点テスターの意見もさまざまなことから、まだゴルフを始めたばかりのゴルファーは、必ずフィッティングを受けるべきだろう。PING「G430」
「ベストユーティリティアイアン」
「ベストユーティリティアイアン」
「ユーティリティアイアン」は市場でニッチなクラブに分類される。今までユーティリティアイアンを試したことがなくても、これがスコアを変える1本になる可能性はある。ただし、万人向けではない。モデルによっては、フェアウェイウッドの代わりとして使われたり、両サイドが狭いホールのティーショット用としても使用されている。 もし「ユーティリティアイアン」の使用を真剣に検討しているなら、まずはPING「Crossover(クロスオーバー)」を検討リストに加えると良いだろう。PING「iCrossover」は、2023年も「正確性」、「飛距離」、「寛容性」でテスターたちを圧巻。今年もその能力は健在で、とんでもなく良い。全体的に見てもパフォーマンスは非常に安定していた。
そして、総合2位は、タイトリスト「T-200」だった。「寛容性」のスコアが平均以下であることがこのモデルの弱みの一つだが、「正確性」と「飛距離」の両方を備えており、市場で最高のユーティリティアイアンの一つとなっている。是非チェックして欲しい。PING「iCrossover」
2024年「初・中級者向け(超スコア改善型)アイアン」
今年は10モデルの「初・中級者向け(超スコア改善型)アイアン」をテストした。その結果、トミー・アーマー「845+」がトップに輝いた。「845+」は「寛容性」1位、「正確性」で2位となり、前年の覇者を破る結果となった。またその卓越したパフォーマンスにも関わらず、399.99ドルという価格であることから今年の「ベストバリュー」にも選ばれている。トミー・アーマー「845+」は「正確性」と「寛容性」の最強コンビ!この2つを求めるゴルファーには最適だ!
そして、総合2位となったのはミズノ「JPX 923 Hot Metal HL」で、「正確性」と「寛容性」に優れている。「HL」は「高打ち出し」を指すが、このモデルはヘッドスピードが遅めでボールが上がらないゴルファーがターゲット。信頼における安定したパフォーマンスを求めているなら、このモデルがオススメだ!トミー・アーマー「845+」
2024年「初・中級者向け(スコア改善型)アイアン」
2024年にテストした17モデルの「初・中級者向け(スコア改善型)アイアン」の中で、ツアーエッジ「Exotics E723(エキゾチックE723)」が総合トップとなった。ツアーエッジは「寛容性」に定評があり、アイアンやドライバー、その他のカテゴリーのテストにおいても信頼性の高い結果を出している。今回も「寛容性」スコアでは満点を獲得しており、これはめったに見られないこと!ここで言う「寛容性」とは「安定性」を意味するが、このアイアンの一貫性は際立っている。ツアーエッジはあまり注目されないブランドだが、見た目よりも中身をちゃんと見ることができれば、その良さを実感できるだろう。
そして総合2位はタイトリスト「T350」だった。「正確性」に優れ、信頼性の高い「寛容性」を実現し、さらに「飛距離」も出る。大型ヘッドなんて論外というゴルファーでも、この一貫性の高さとかなりの弾道の高さを目の当たりにすることで、大型アイアン嫌いを克服するかもしれない。このタイトリスト「T350」には、それ程のアドバンテージがある。騙されたと思って、一度試打リストに加えてみるのはどうだろうか?ツアーエッジ「Exotics E723(エキゾチックE723)」
「上級者(競技志向者)飛び系アイアン」
2024年にテストした17モデルの「上級者(競技志向者)飛び系アイアン」の中で、スリクソン「ZX5 Mk II」が昨年同様、2年連続で総合トップに輝いた。「正確性」1位、「飛距離」と「寛容性」でもトップクラスの性能を誇る。「上級者向け飛び系」アイアンは、信頼性のあるパフォーマンスを実現しつつ、素晴らしい見た目の美しさを求めるゴルファーがターゲット。「ZX5 Mk II」は、3つの要素を兼ね備えたアイアンで、「見た目」や「打感」も性能同様に素晴らしいとテスターから高評価だった。
そして総合2位、は「正確性」2位 「飛距離」1位とこの2つを兼ね備えたコブラ「KING Forged Tec X」がランクイン。「KING Forged Tec X」は驚異的な「飛距離」をもたらすだけでなく、非常に正確で我々のテストにおける「ストロークス・ゲインド」ではプラスの性能を実現している。「正確性」のポテンシャルを発揮することで、「上級者向け飛び系」カテゴリーでスバ抜けたメリットになっている。ただし、競合モデルに比べ「寛容性(一貫性)」に欠けるため、「寛容性」が欲しい人には不向きだろう。スリクソン「ZX5 Mk II」
「上級者(競技志向者)」アイアン
「上級者(競技志向者)」アイアン
2024年のテストした19モデルの「上級者(競技志向者)」アイアンの中で、テーラーメイド「P-7MC」」が総合的に最も優れていた。「P-7MC」の最大の強みは「正確性」だ。テスターたちはフィーリングや見た目も非常に気に入り、『真の上級者向けアイアン』と称した。唯一の欠点は「飛距離」性能だ。「飛距離」は魅力だが、「上級者向けアイアン」に“さらなる飛びを求める”スキルの高いゴルファーであれば他を探した方が良いだろう。
そして、総合2位にランクインしたのはPING「i230」アイアンで、「正確性」と「飛距離」でずば抜けている。ただし、「寛容性」が欲しい人には不向きとなっている。テーラーメイド「P-7MC」
ベスト「ウェッジ」
PING「S159」が2024年で最も優れたウェッジとなった。「正確性」と「一貫性」でトップ5に入り、「スピン」では1位を獲得している。さらに、26モデルのウェッジをウェットな状況でもテストしたが、PINGのウェッジはウェットコンディションでのスピン量がさらに高まることがわかった。あらゆるコンディションで「スピン性能」に優れたウェッジが欲しい人は、PING「S159」がオススメだ。
そして、総合2位を獲得したのは、テーラーメイド「Milled Grind 4(ミルドグラインド4)」。「正確性」と「一貫性」においてトップクラスのパフォーマンスを発揮しており、特に際立っている。しかし「スピン性能」では、新たな競合が出てきたため、やや厳しい打撃を受け「スピン」では9位となった。ウェッジはスコアメイクに不可欠なクラブだ。ピンの近くにコンスタントにボールを寄せられるショットは、長い目でみても大きな助けとなる。「MG4」はこの点で優れている。PING「S159」
ベスト「マレットパター」
今年のパターテストは、46モデルを対象に行った。その中で、ベティナルディ「INOVAI 6.0」が2024年の『ベストマレットパター』に輝いた。パターのパフォーマンスを5フィート(約1.52m)、10フィート(約3.04m)、20フィート(約6.09m)からの距離で評価したが、特に10フィートと20フィートのパフォーマンスで「INOVAI 6.0」は競合を圧倒していた。まさに敵なし!また、テスターたちは「打感」や「打音」も高く評価している。今年のパターテストは、46モデルを対象に行った。その中で、ベティナルディ「INOVAI 6.0」が2024年の『ベストマレットパター』に輝いた。パターのパフォーマンスを5フィート(約1.52m)、10フィート(約3.04m)、20フィート(約6.09m)からの距離で評価したが、特に10フィートと20フィートのパフォーマンスで「INOVAI 6.0」は競合を圧倒していた。まさに敵なし!また、テスターたちは「打感」や「打音」も高く評価している。
そして、総合2位を獲得したのは、オデッセイ「TRI-HOT 5K ROSSIE S」。このモデルは『2023年ベストマレットパター』の王者だが、今年もその実力は健在。5フィート(約1.52m)から効果的に決めたい人や、ロングパットでサポートが必要な人は、このモデルを検討すると良いだろう。ベティナルディ「INOVAI 6.0」
ベスト「ブレードパター」
18,000回以上のパットを測定し、39モデルのパターをテストした結果、イーブンロール「Neo Classic ER2(ネオクラッシックER2)」が2024年の『ベストブレードパター』に選ばれた。「ER2」は5フィート(約1.52m)からのスコアで最高の10点を獲得。さらに10フィート(約3.04m)からも輝きを放った。5フィート(約1.52m)からのパットを重要視する人、10フィート(約3.04m)の距離でより安定したいと考えている人は、このモデルを検討すると良いだろう。だが、20フィート(約6.09m)のパフォーマンスでは平均的な結果となっている。この距離からのパットを苦手とする人は他のモデルを検討する方良いだろう。
そして、ゼブラが復活!!2位を獲得したのは、ゼブラ「Black Milled Series 003(ブラックミルドシリーズ003)」。1976年にデビューしたこの象徴的ブランドを知らない人も多いかも知れないが、彼らのパターはツアーで勝つために使用されてきた。しかし、過去何年にも渡って、我々のパターテストに姿を見せることはなかった。そのゼブラが、「Black Milled Series 003(ブラックミルドシリーズ003)」で『2024年ベストブレードパター』総合2位を獲得するとは…誰が予想できただろう。そんなゼブラ「ブラックミルドシリーズ003」が特に際立った結果を残したのが、10フィート(約3.04m)と20フィート(約3.04m)。それぞれ10点満点中の9点と高スコアを叩き出している。是非チェックして欲しい!
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