総合1位
2位
3位
飛距離1位
正確性1位
寛容性1位
ベストバリュー
総合1位
テーラーメイド「Qi10 LS」
98点
6位
2位
14位
8位
8位
2位
PING「G430 LST」
95点
2位
5位
11位
9位
9位
3位
スリクソン「ZX7 MK II」
94点
1位
6位
13位
10位
10位
飛距離1位
キャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE Max D」
94点
3位
13位
6位
5位
5位
正確性1位
コブラ「DARKSPEED X(ダークスピードX)」
88点
9位
3位
12位
11位
11位
寛容性1位
PING「G430 SFT」
89点
11位
7位
1位
12位
12位
ベストバリュー
カークランド「シグネチャー」
76点
13位
14位
10位
6位
6位

2024年「高ヘッドスピード」向けベストドライバー

2024年ドライバーテストは、我々がこれまで10年以上に渡って実施した中で最も大規模なものの一つ。今年は大手ゴルフブランドはもちろん、皆さんの注目しているドライバー、そして小規模ブランドの中から集めた合計37モデルをテストした。

テストは、皆さんのような熱心なゴルファー35名のテスターと、240時間以上を費やしデータを収集、分析したものとなっている。最高のドライバーを決めるために、「飛距離」、「正確性」、「寛容性」という指標を考察し、また平均値などからどのドライバーが最も優れているかを決定した。

このテスト結果は、ドライバーの購入を検討している人や、フィッティングの前に役立つ情報を求めているゴルファーにとって不可欠なものとなるだろう。すべてはあなたのゴルフのために。

では、2024年「高ヘッドスピード」向けベストドライバーをご紹介していこう。



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ベストドライバー「総合」

皆さんは、もちろん優れたドライバーを使いたいだろう。我々も皆さんにとってベストなドライバーを使ってもらいたいと思っている。そのために、この性能テストが存在する。

今年のテストでは、我々が感動するドライバーがいくつもあった。こうしたドライバーは、「飛距離」、「正確性」、「寛容性」の3部門でトップ、あるいは上位クラスの結果を残している。これらは全てデータに基づいた結果であり、どんなテストよりも包括的なものとなっている。

また、我々はテスターの主観的なフィードバックを得ているが、それらをランキングには反映していない。新しいゴルフクラブを購入する際には、パフォーマンスが常に感想よりも優先されるべきであり、10年以上に及ぶゴルフクラブテストの経験を持つ我々としては、いつでも感想が現実と一致するとは限らないと自信を持って言える。


2024年「高ヘッドスピード」向けベストドライバー「総合」TOP5

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「総合」1位 &「正確性2位」テーラーメイド「Qi10 LS」


ポイント

あなたはヘッドスピードが速い方だろうか?であれば、このクラブがうってつけ。テーラーメイド「Qi10 LS」ドライバーは、先日公開した2024年の『Most Wantedドライバーテスト』で総合トップ10に入った。さらにテストした37モデルの評価とデータを追って見ていくと、このテーラーメイド「Qi10 LS」ドライバーが、「高ヘッドスピード」のゴルファーにとってベストなドライバーであるという結果になった。特定のスコア指標(飛距離/正確性/寛容性)の中で1位を獲得したわけではないが、「飛距離」では上位、そして「高ヘッドスピード」のゴルファーの中では「正確性」で2位ランクインしている。「正確性」と「飛距離」の潜在性という最強コンビに勝るものなし。故に、要チェックだ。


👍おすすめ層

ティーショットの「正確性」を重視している人:テーラーメイド「Qi10 LS」は、「高ヘッドスピード部門」の「正確性」においてベストなドライバーの1つ。テスターの36%において、「Qi10 LS」は高ヘッドスピードにおけるストレートショットの指標でトップ5にランクインした。

► ティーショットの「飛距離」が欲しい人:「正確性」のランキングと同様、テーラーメイド「Qi10 LS」ドライバーは合計ヤードにおいて、テスターの36%でトップ5に入った。これに「正確性」が加わることで、高ヘッドスピードのゴルファーにとって驚異的なドライバーとなる。


👎不向きな人

✖︎「寛容性」と「一貫性」を優先する人:我々にとって「寛容性」とは、同様のショット指標を生み出すという点でゴルフクラブがどのくらい一貫しているかを意味する。テーラーメイド「Qi10 LS」は「寛容性」27位。そのため、このドライバーに易しさを求めているのならしっかりチェックした方が良い。


テスターの主観的フィードバック

・「スピン量が抑えられた、最も安定しているテーラーメイドのドライバーだ。自分でこのドライバーを手にしているのが目に浮かぶ。」

・「5、6年前に打ったことを思い出すことができるベストな見た目と打感のドライバー。非常に素晴らしい。」

・「アドレスでスクエアにセットアップでき、全体的に素晴らしい見た目をしている。最も見た目が素晴らしいテーラーメイドドライバーのうちの一本だ。」


専門家の見立て

高ヘッドスピードに特化したテーラーメイド「Qi10 LS」は、間違いなくベストドライバーの1つだ。“低スピン”ドライバーとして、ほとんどの高ヘッドスピードのゴルファーにとって重要な回転効率に対応している。フィッティングオプションも豊富で、「正確性」と「飛距離」の全体的なパフォーマンスを向上させることができる。我々のデータも、「正確性」に優れていることを示している。

またヘッドスピードが速くなると、ミスが大きくなる傾向にあるが、テーラーメイド「Qi10 LS」はミスヒットを軽減し初速アップを実現している。「初速」とさらなる「正確性(飛距離も期待)」を求めるゴルファーにとって、テーラーメイド「Qi10 LS」は最も適したドライバーだと言えるだろう。


「総合」2位 PING「G430 LST」


ポイント

「高ヘッドスピード部門」総合2位は、PING「G430 LST」。「飛距離」と「正確性」ではトップ5にランクイン。PING「G430 LST」も、「飛距離」と「正確性」をもたらす最強コンビのドライバーの1つ。さらに、このモデルは「寛容性」9位とテーラーメイド「Qi10 LS」よりも一貫性がある。故に3つの要素が平均的に優れたPING「G430 LST」ドライバーもおすすめの1本だ。チェックして欲しい。


👍おすすめ層

「飛距離」が欲しい人:PING「G430 LST」は、高ヘッドスピード部門で「飛距離」に優れている。36%のテスターがキャリーで、45%が合計ヤードでトップ5の評価を得ている。

「正確性」が欲しい人:テスターの27%にとって、PING「G430 LST」ドライバーはストレートショットの割合でトップ5となった。これは、「G430 LST」が高ヘッドスピード向けに対して非常に直進性があることを示している。


👎不向きな人

✖︎ 性能より主観的要素を重視する人:PING「G430 LST」の主観的なフィードバックにおいては、様々な評価がある。音については間違いなく前作の「G425」シリーズより優れているが、打音や打感を好まないという意見や、見た目的に空気抵抗を軽減するクラウン部分の“タービュレーター”が気になると思う人もいるようだ。


テスターの主観的フィードバック

・「ここ数年で打ったPINGドライバーの中で打感が最高だと思う。」

・「フェースのどこに当たっても打感が良い。パフォーマンスも素晴らしいく、これ以上のクラブはなかなかない。」

・「非常に良い感触で、フェースのどこに当たっても一貫した結果を生み出す。」


専門家の見立て

PING「G430 LST」は、どこを取っても高ヘッドスピードのゴルファーにとってベストなドライバーの1つだ。 「飛距離」、「正確性」、そして驚くべきことに「寛容性」と「一貫性」に至るまで三拍子揃ったギアとなっている。また低スピン設計で『カーボンフライ・ラップ・テクノロジー』を搭載しているが、ドロップすることなくスピンをコントロールできる。このモデルの主観的魅力が好みでない人もいるかも知れないが、パフォーマンスに対しては文句の付けようがないだろう。


「総合」3位 &「飛距離」2位 スリクソン「ZX7 MK II」


ポイント

スリクソン「ZX7 Mk II」ドライバーは、過去のテストにおいても上位クラスと平均的に優れた結果を残している。2024年『Most Wantedドライバーテスト』でも総合9位にランクインしているが、この「高ヘッドスピード部門」で3位となったことで、高ヘッドスピード向けのベストなドライバーの一つとして挙げられる。なぜそこまでの成績を挙げたのか?その理由は、「高ヘッドスピード部門」で「飛距離」2位、「正確性」8位にラインクインしたことにある。他の上位モデルと同様、「飛距離」と「正確性」の面で大きなメリットを提供しているのだ。


👍おすすめ層

安定して飛ぶドライバーが欲しい人:スリクソン「ZX7 Mk II」は、「高ヘッドスピード部門」で「飛距離」に優れたドライバーだ。テスターの55%近くで飛距離においてトップ5入り。「ZX7 Mk II」は「キャリー」2位、そして「トータル飛距離」では4位と飛びに優れている。


👎不向きな人

✖︎ 「寛容性」の高いドライバーを好む人:スリクソン「ZX7 Mk II」の弱点は「寛容性」だ。「寛容性」においては37モデル中の23位となっている。我々の寛容性の指標は、そのクラブがどのくらい一貫して同じようなショットの結果を生み出しているかで評価しており、具体的には「ボール初速」と「最長と最短キャリーの差」、そして「バラツキ」で表している。


テスターの主観的フィードバック

・「クラウンとフェースのコントラストが本当に良い。アドレス時の見た目の美しさもある。フェースも良い感じだ。」

・「本当に印象的で低スピン、素晴らしい見た目と打感を備えている。ダークホースのドライバーなのは確かだ。」

・「打感は自分的にはドン引き。でも一貫性はすごい。」


専門家の見立て

この高ヘッドスピードの結果から、スリクソン「ZX7 Mk II」を見過ごすべきではない。しかし、内部での欠点でシャフトのオプションが少ないとは思うが、これが全体的なパフォーマンスに現れることでもない。市場におけるベストドライバーの一つなので、チェックして欲しい。

またスリクソン「ZX7 Mk II」は、まだ“未開”の可能性を絵に描いたようなドライバーだ。専門家のフィッティングを受けて最適なシャフトを選ぶことで、さらに良いクラブになると確信できる。


「飛距離」がベストのドライバー

「飛距離」は“極めて重要な要素”だ。新しいクラブを購入する際、多くのゴルファーがまず優先的に求めるのがこの「飛距離」。あなたもその1人だろうか?もしそうでないなら、あなたは何を一番に求めているだろうか?

ティーから遠くに飛ばせることは大きなアドバンテージ。だが、単に遠くに飛べばよいというものではない。

「飛距離」にはメリットがあるが、“安定した飛び”の方がさらに重要だ。「飛距離」において優れたドライバーは、あらゆるレベルのテスター間で一貫して飛んでいる。「キャリー」と「トータル飛距離」においても優秀だった。そんな「飛距離」に優れたモデルは次の通りだ。

*キャロウェイ「パラダイム Ai Smoke Max D」は、2024年『Most Wantedドライバーテスト』の「高ヘッドスピード部門」で総合4位となった。


2024年高ヘッドスピード部門ベストドライバー「飛距離」TOP5

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「飛距離」1位 キャロウェイ「パラダイム Ai Smoke Max D」


ポイント

キャロウェイ「パラダイム Ai Smoke Max D」は、「高ヘッドスピード部門」総合4位、「飛距離」では1位となった。我々の「飛距離」とは、「キャリー」と「トータル飛距離」の合計だが、キャロウェイ「パラダイム Ai Smoke Max D」は、この「キャリー」と「トータル飛距離」で優れており、「飛距離」2位のスリクソン「ZX7 Mk II」に僅差で勝っている。


👍おすすめ層

「飛距離」が欲しい人:キャロウェイ「パラダイム Ai Smoke Max D」の「高ヘッドスピード部門」における飛距離スコアは9.9/10とほぼ満点となった。全テスターの45%において、「キャリー」と「トータル飛距離で」トップ5入り。これがスリクソン「ZX7 Mk II」を僅差で上回る要因となっている。

スライスに関するサポートが欲しい人:キャロウェイ「パラダイム Ai Smoke Max D」はドローバイアスだ。デザイン上、スライスやフェードを抑えることが目的となっている。また、『可変スリーブ』によりドローセッティングも可能。テストでは、ショットの結果がターゲットラインの左側になるベストドライバーの4位となっている。


👎不向きな人

✖︎ 既にドロー打ちの人:キャロウェイ「パラダイム Ai Smoke Max D」は、ドローバイアス設計なのでおすすめできない。


テスターの主観的フィードバック

・「フェース全体のフィードバックが素晴らしい。どこに当たったのかがわかる。」

・「久しぶりに気に入ったキャロウェイのドライバー。嬉しい驚きだ。」

・「素晴らしいバランスで、非常に扱いやすく飛距離も出る。また、ドローバイアス設計なのにクラブの座りも良い。」


専門家の見立て

このドローバイアスモデルを侮ってはいけない。かなりの優れものだ。キャロウェイのドローバイアスモデルがベストドライバーの一つになったのは、2年連続。2023年は、キャロウェイ「パラダイムX」が総合4位にランクインしている。「パラダイム Ai Smoke Max D」は2024年の衝撃的ドライバーで、飛距離ではベスト。高ヘッドスピードゴルファーを含む多くのゴルファーに適している。

(右打ちか左打ちによるが)右または左へのミスに悩まされているプレーヤーなら、このドローバイアスモデルを見過ごすべきではない。このドライバーは、殆どのテスターに飛びと寛容性をもたらしてくれた。


「正確性」がベストのドライバー

「飛距離」が重要であることは認識しているが、特にドライバーでは「正確性」を軽く見るべきではない。ティーショットで第2打を打ちやすい場所に置くことは、スコアメイクする上で重要なことだ。我々は常に完璧なティーショットを追い求め、それを実現してくれるモデルを探している。だが、やはりそこには、まず「正確性」に優れたモデルを見つけ出すことがゴルフを向上させる第一歩。結局のところ、ドライバーが正確で飛ぶならそれが成功へのレシピとなる。

以下は、「正確性」でベストなドライバーだ。


2024年高ヘッドスピード部門ベストドライバー「正確性」TOP5

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「正確性」1位 コブラ「DARKSPEED X(ダークスピードX)」


ポイント

コブラ「DARKSPEED X」ドライバーは、2024年『Most Wantedドライバーテスト』の「正確性」で8位タイの成績だったが、この「高ヘッドスピード部門」の「正確性」では1位を獲得。「飛距離」は平均的で「寛容性」は平均よりやや上に位置している。「正確性」スコアがこのモデルを「高ヘッドスピード部門」の総合6位に押し上げた要因となっている。


👍おすすめ層

「正確性」を求めている人:コブラ「DARKSPEED X」は、「高ヘッドスピード部門」の「正確性」における2024年ベストドライバーとなった。テスターの45%にとって、コブラ「DARKSPEED X」はストレートショットの割合でトップという優れたパフォーマンスを見せた。我々はこの指標を、特定のクラブが特定の指標において各テスターのトップ5に入る頻度を見ることで評価している。

「主観的魅力」を求める人:ゴルファーにパフォーマンスに基づいてクラブを購入するよう勧めても、主観的魅力が購入に影響していることは理解している。コブラ「DARKSPEED X」は、「打音」、「打感」、「見た目」、「購入の可能性」という感覚値で、テスターから最高評価を得たドライバーの一つとなっている。


👎不向きな人

✖︎ 「飛距離」と「寛容性」を重視する人:素晴らしい「正確性」のパフォーマンスにも関わらず、コブラ「DARKSPEED X」は、高ヘッドスピードのゴルファーにとって「飛距離」と「寛容性」という点では及第点に過ぎない。


テスターの主観的フィードバック

・「シンプルでチョーエグいドライバーだ。見た目、打感、打音も完璧。」

・「全体的に素晴らしいが、マットブラックは自分の好みじゃない。自分の興味を引いているのは間違いなくパフォーマンスだ。」

・「素晴らしいドライバー。構えた感じも良くボール初速も申し分ない。」

・「外観が素晴らしくパフォーマンス面でもメリットがある。」


専門家の見立て

コブラ「DARKSPEED X」は、“未開”の可能性を秘めたドライバーだ。「高ヘッドスピード部門」において、「正確性」がベスト。『可変式ウエイト』を搭載しており、潜在的な飛距離を伸ばすことも可能だ。一方、これにより「正確性」を損なう場合もある。あなたのニーズに合うバランスを見つけることが、このドライバーにとっては大切だろう。

真っ黒のカラーリングが好きなら、このドライバーの「正確性」を追求したヘッドが、あなたが求める魅力を現実のものとしてくれるだろう。真っ黒だとアライメントがしづらいと感じる人もいるだろうが、使用するボールとのコントラストで、これが相殺される可能性はある。


「寛容性」がベストのドライバー

「寛容性」は、ゴルフ業界では漠然とした言葉だ。馴染みはあるが、定義されることはまずない。“ゴルファーとして安定したパフォーマンスを発揮するドライバーを望むだろうか?”と聞かれれば、その答えは明らかにイエスだろう。いつでもインパクト後には同じような結果となるドライバーが欲しいはずだ。“ボール初速”のズレは小さいのか?“キャリー”の差は最小限か?“バラツキ”を示す楕円は小さいのか?我々は「寛容性」に関してこうした指標を分析している。

以下は、「寛容性」でベストなドライバーだ。


2024年ベストドライバー「寛容性」TOP5

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「寛容性」1位 PING「G430 SFT」

 

ポイント

PING「G430 SFT」ドライバーの「寛容性」が高いことに驚きはない。とはいえ、「高ヘッドスピード部門」で最も「寛容性」が高いドライバーであることには衝撃的で、我々の想定外だった。また「寛容性」でトップというだけでなく、他のモデルを圧倒している。その最大の要因は「バラツキ」にある。PING「G430 SFT」の「バラツキ」は、次点のドライバーよりも27%多くのテスターにおいてトップ5に入った。


👍おすすめ層

「寛容性」と「一貫性」を重視する人:PING「G430 SFT」は「寛容性」と「一貫性」が非常に高い。バラツキも小さく、「キャリー」と「ボール初速」も安定していることから「高ヘッドスピード部門」では他を圧倒している。

信頼できるドローバイアスドライバーを求めている人:毎年、PINGの「SFT」ドライバーは、最もドローバイアスなドライバーとして優れた結果を出しているが、「G430 SFT」も例外ではない。信頼性あるドローバイアスの結果を実現しており、またどちらかと言うとスライスやフェードを抑制する。


👎不向きな人

✖︎ 飛距離重視の人:PING「G430 SFT」は、その優れた「寛容性」にも関わらず、さらなる「飛距離」を求めるような気持ちにさせる。しかし、「高ヘッドスピード部門」での「飛距離」スコアは平均以下となっている。


テスターの主観的フィードバック

・「一貫性がスゴく寛容性も高い。毎回、フェアウェイをキープできるという感じになる。」

・「ドローバイアスのドライバーが欲しいなら、このモデルが良いだろう。ドローやスライスに苦労することはないはずだ。」


専門家の見立て

PING「G430 SFT」は、確かに万人向けではない。とはいえ、とんでもなく「一貫性」があり、そのことは「高ヘッドスピード部門」の「寛容性」スコアでも分かる。基本的にドローバイアス設計だが、ドローの程度は過去モデルよりも扱いやすくなっている。そのため、ドロー弾道を強めにしたり、フェード/スライスを軽減するのに十分な多彩性もある。


「寛容性」2位 タイトリスト「TSR2」


ポイント

タイトリスト「TSR2」は、「高ヘッドスピード部門」で総合7位、「寛容性」では2位にランクイン。さらに、「飛距離」と「正確性」でも平均を上回った。「寛容性」について言うと、「TSR2」は市場にある他のドライバーと比べ、「キャリー」と「ボール初速」の数値を安定させることに秀でている。これは、特に高ヘッドスピードドライバーとして、隠れた良品といえる。


👍おすすめ層

「寛容性」と「一貫性」のあるドライバーが欲しい人:タイトリスト「TSR2」ドライバーは、高ヘッドスピードドライバーにおいて、より「一貫性」と「寛容性」が高いドライバーの一つとなっており、安定して確実な「キャリー」と「ボール初速」を実現する。

魅力的で丸みのあるドライバーを求めている人:タイトリスト「TSR2」は、主観的な部分で我々のテスターたちから高い評価を受けている。「見た目」、「打音」、「打感」が魅力的。バランスの良いパフォーマンスのドライバーにこれらが相まって、全体的に非常に高評価のクラブとなっている。また、タイトリスト「TSR2」は「寛容性」において優れた性能を見せており、「飛距離」と「正確性」でも平均を上回っている。これに勝るドライバーはないだろう。


👎不向きな人

✖︎ 予算が限られている人:タイトリスト「TSR2」の欠点の一つは、発売から1年以上経っているにもかかわらずその価格にある。新品だと599.99ドルも出費することになる。


テスターの主観的フィードバック

・「全体的に、非常にクリーンで伝統的なドライバー。卓越したパフォーマンスもある。」

・「『TSR2』はとても打ちやすい。「飛距離」の面では宝くじが当たるのを待っている感じ。それほどの隠れた良さはある。」

・「市場にある中で最も安定したドライバーの一つあり、幅広いゴルファーに合う。」


専門家の見立て

スイングがベストな状態でなければ、「TSR2」は必要な「寛容性」をもたらしてくれる可能性はある。多くのプロツアーで多数の使用者がいることは、高ヘッドスピードにも対応できることを示している。また、「飛距離」と「正確性」の面でもメリットがある。我々のテストでは、効果的にスピンをかけることができ、場合によっては“低スピン”になることもある。結局のところ、幅広いゴルファーにとってベストドライバーの一つと言えるだろう。


ベストバリュー カークランド「Signature(シグネチャー)」ドライバー

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ポイント

新作ドライバーが199.99ドル(日本円で30,130円)で、さらに『アジャスタブルホーゼル』を搭載している。この価格でこの機能、不満などあるだろうか?テストを通して明らかだったことは、カークランド「Signature」ドライバーがゴルファーにとって役に立つ可能性を秘めているということだ。テストした中で最高のドライバーだと評価したテスターもいた。一方、このドライバーは万人向けというわけでもない。全体的に見て、まさに平均的なドライバーとなっている。

※米国のコストコで販売中。詳細はこちら!


テスターの主観的フィードバック

・「価格重視のゴルファーにとっては最高の価格帯で、主観的だが悪くもない」。

・「純正シャフトは驚くほどバランスが良く安定していた。特に私のような中ヘッドスピードのプレーヤーには悪くないドライバーだ」。

・「価格と、古いタイトリストのヘッドに似たノスタルジックな見た目なので、買う可能性もある」。

・「199.99ドルとしては素晴らしいドライバー」。


ドライバーの選び方

我々のミッションは、主観的な屁理屈をスルーして、ゴルファーがパフォーマンスに基づいてクラブを購入できるようにすることだ。パフォーマンスは最優先されるべきだが、新しいドライバーを購入する際には他にも考慮すべきことがある。



カギとなる部位

ゴルフ初心者は、ドライバーの各パーツを理解しておくと良い。ドライバーは、クラブヘッド、シャフト、グリップといういくつかのパーツで構成されている。クラブヘッドは実際にボールを打つ部分で、チタンや複合素材などで作られていることが多い。

ホーゼルはヘッドとシャフトを繋いでいる部分だ。シャフトの長さは様々で、一般的にはスチールやカーボンで作られている。グリップは個々に選ぶことができ、いつでもグリップを変えることができる。さらに、カスタムしたい場合は、独自のフェラル(シャフトとヘッドの接合部分にある黒いパーツ)をつけることも可能だ。


コスト

トップブランドの価格は2023年と変わらないように見える。これって良いことなのかはあなた次第。最新ドライバーのために600ドルを費やすことにはなるだろう。


シャフト選択

最適パフォーマンスを実現するには、各自のゴルフに適したシャフトを選択することが重要。適切なシャフトは、打ち出し条件と全体的な「正確性」にプラスの影響をもたらすからだ。

シャフトは一般的にカーボンかスチールのどちらかで作られており、前者は軽量でヘッドスピードアップに役立つ。そしてシャフトの硬さは軌道に影響をもたらす。

基本的に初心者は、より柔らかさがある軽量のカーボンシャフトのメリットを享受できるが、経験豊富なゴルファーなら、よりパワフルなスイングに適した硬めのスチールシャフトの「正確性」を好むかも知れない。


法的考慮と規制

USGAでは、クラブの設計とパフォーマンスに関する規則を定めている。こうした規則は、ゴルフというゲームの完全性を維持し、ヘッドサイズ、シャフトの長さ、スプリング効果などのゴルフを簡単にしてしまう要素を制限するためにある。


ドライバーの保存と取り扱い

当然のように感じるかも知れないが、ダメージのあるドライバーはパフォーマンスが低下する。傷のついたゴルフボールテストで判明したように、新品のドライバーは最高のパフォーマンスを発揮するのだ。

となると、ドライバーを定期的に綺麗にして、傷がないかチェックすることがおすすめ。ヘッドを保護するヘッドカバーをつけてバッグに保管して欲しい。適切に取り扱うことでドライバーの寿命は伸び、安定したパフォーマンスが確かなものとなる。

 

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テスト方法

ドライバーのテストは簡単ではない。2024年の『Most Wantedテスト』の完了までに要した時間は420時間。MyGolfSpyのドライバーテストの規模は注目に値するものだが、時に見過ごされることもある。

2024年のテスト対象は、2023年のドライバーテストで優勝したテーラーメイド「ステルス2プラス」を含む異なる37モデル。

そしてMyGolfSpyのテストプログラムでは、大切な以下の3要素に支えられている。

「フォーサイトGCクワッド」

高性能な弾道計測機でおなじみのフォーサイトは、カメラベースの弾道測定器の代表格だ。「GCクワッド」は、ショット毎に信頼の置けるデータを生成してくれる。

言葉でこの凄さを言い表せないが、今回のテストにおいて、我々の「GCクワッド」は18,000以上のショットをキャプチャした。

タイトリスト「Pro V1」ゴルフボール

タイトリスト「Pro V1」は、『Most Wantedテスト』御用達ボールだ。「Pro V1」は市場で最も人気があるだけじゃない。

MyGolfSpyの三世代のテスト(ロボットと「Ball Lab」両方) では、パフォーマンスと品質の両方が突出していることが示されている。

インドアゴルフ店の「SIGPROプレミアム」

インドアゴルフが世界を席巻している。我々のテストは全て、バージニア州ヨークタウンの本社屋内で行われている。テストのたびに、スクリーンはかなりのダメージを受けるので、この負荷に対応するために高品質で耐久性のあるインパクトスクリーンが必要だが、「SIGPRO プレミアム」は我々の想像を超えている。

ドライバーテストにおけるテスターは35名。ドライバーは全ゴルファー向けに販売されているので、テスターには様々なヘッドスピードとスキルを持つゴルファーを含めている。この規模のテストだけに、各テスターはドライバーテストを終えるために12回もアポイントされ、35人のテスター全員が37モデルのドライバーをそれぞれ試打した。


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2024年ベストドライバー 採点方法

このテストの最大の目標は、市場でベストなドライバーに関する知識を皆さんと、そして消費者に提供することだ。そのためには、この行程を通じて集めたデータを入念かつ詳細に分析する必要がある。

我々の採点するカテゴリーは変わっておらず以下で確認できるが、各カテゴリーに対してより広範に及ぶ新たなアプローチを採用している。

全体的なスコアは、『MyGolfSpyスコア』として表示するようにしており、このスコアは10点方式となっている。

ドライバーテストは、以下3つのカテゴリーで構成されている。


飛距離

正確性

寛容性


これら3つの大カテゴリーで「飛距離」がやや優先されるように重みづけされている。


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飛距離

ドライバーの「飛距離」を最大化することは全ゴルファーの目標だ。我々の「飛距離」テストでは以下2つの具体的指標を評価している。


キャリーの飛距離

合計ヤード


正確性

ティーショットが正確だとその後のスコアメイクは確実にしやすくなる。「正確性」の分野では、以下2つの具体的指標を分析している。

ストレートショットの割合 – 「フェアウェイキープ率」を改良したもの。遠くに飛ばすほどターゲットエリアは広がる。これにより、「飛距離」の出るショットが不利になることはなくなり、飛ばし屋とそうでないゴルファーの結果を公平に比較することが可能となる。

プレイアブルショットの割合 – 「プレイアブルショット率」は、アベレージゴルファーにとって十分ショットができる状態の割合を表す指標だ。我々の「プレイアブルショット」とは、フェアウェイの幅を35ヤードとしてフェアウェイの端から10ヤード以内にあるものを指す。


寛容性

我々が定める「寛容性」とは、安定したショットの結果を生み出すことに対する「一貫性」の度合いとしている。「寛容性」の分野では、以下3つの具体的指標を評価している。

キャリー – 所定ドライバーの最長と最短キャリーの差。

ボール初速 – 所定ドライバーの一番速いボール初速と一番遅いボール初速の差。

バラツキ – バラツキは以前、ショット範囲と表現しており、一連のショットの楕円分布の測定数値 (ヤード/平方) を指す。


MyGolfSpyスコア算出方法

スコアは、2セットの指標から導き出される。採用している具体的な指標については上記で詳しく説明してある。

スコアの最高%は、弾道測定器のデータシートに表示されるデータから算出(下記のデータを参照)。これらはテストの行程中に収集されたデータと、バラツキ、ストレートショットの割合などの指標に関連した計算に基づいている。

その平均範囲内にある全ての指標には8点が与えられる。スコアが平均範囲を上回るか、あるいは下回るとスコアは最大で10、最低で6まで上下する。

つまり、採点する各指標について各クラブには、値がテスト平均からどの程度乖離しているかに応じて6、7、8、9、あるいは10点が付与される。10と6になることは稀だ。

2024年からは、新たにスコアの一部がトップ5の割合からも算出されるようになった。このデータに対する二次的な見方として、各指標において、各クラブが全テスターのトップ5に入った割合を見ている。

こうした見識を追加することで、平均的に優れた結果を出すだけでなく、あらゆるレベルの全テスターにとって常にトップパフォーマンスを発揮するクラブを特定することができる。

弾道測定器の平均値は全体のスコアの約90%を占め、残りのほとんどはトップ5のパーセンテージからなる。

そしてどちらのケースでも、スコアの40%は「飛距離」の指標、35%は「正確性」の指標、残りの25%は「寛容性」の指標で重み付けされている。

最後に、スコアのごく一部は、フィッティングでの条件、異常な外れ値、データの範囲外にあるその他詳細などで成り立っている。


カテゴリースコア算出方法

カテゴリースコアにも、同様の2要素アプローチを活用しているが、個々のカテゴリー内では重み付けがないため算出が若干異なることに注意して欲しい。

そのため、総合スコアは各カテゴリーのスコアの平均よりも高くなっている。

基本的に、シンプルに考えたい人のために簡潔にすることが採点の目的だ。それ以外の人向けには、以下にある主要指標、トップ5の割合、そしてフル採点を含むデータを提供している。


 

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2024年ベストドライバー 7つの注目ポイント

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我々のドライバーテストは、年間を通じて行われるものの中でも最も長く大規模なものの一つとなっている。ここに、420時間のテストを終えた上での重要ポイント7つをご紹介しよう。


1、固定された調整できないドライバーは時代遅れ

ドライバー37モデルのうち、調整機能がないものは1つだけだった。カスタムフィッティングの重要性が強まっている昨今、ユーザーが“固定式”の調整できないドライバーを選んだとすると、自分に合ったものを見つけることは難しいはずだ。


2、非大手メーカーのドライバーを甘くみるな

ほぼ全てのゴルファーは、PING、キャロウェイ、タイトリスト、テーラーメイドなど大手に馴染みがあって、ある程度の信頼を持っている。とはいえ、我々のデータ主導の結果によると、主力ではない検討すべきドライバーもいくつかある。中でも、スリクソン「ZX7 Mk II」は、特に「飛距離」において突出。ミズノ「ST-G」もミズノ史上最も我々が気に入っているモデルとなっており、ウィルソン「Dynapower(ダイナパワー)」カーボンも、「正確性」においてベストドライバーの一つとなっている。


3、可変式ウエイトは、課題解決以上に問題を起こす場合もある

コブラ「DARKSPEED X」と「LS」、タイトリスト「TSR4」、そしてキャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE」のような低スピンモデルだと、前側に重めのウエイトを配置した際に一貫した結果を出すのに苦労した。結局のところ、そのドライバーが達成可能な「最もスピン量が少ない状況」において、恩恵を受けるゴルファーはほとんどいないということだ。

逆に、ミズノ「ST-G」のスライド式の調整ウエイトはスピン量の段階的な軽減を実現していた。より効率的にスピン量を減らすことができた。


4、MOI(慣性モーメント)は単なる数字

2024年は「10K(MOI)」に注目が集まっているが、これを正しく理解する必要がある。結局のところ、MOIは単なる数字ということだ。MOIは「寛容性」の要素ではあるが、これが全てというわけではなく、動的な結果 (ゴルフボールをショットした時に起こること)に影響を与える静的な測定値といえる。

一番基本的なこととして、“MOIはオフセンターヒット時におけるボール初速維持”の役割を果たす。これは、いつでもドライバーに「一貫性」があるということではなく、当然、「真っ直ぐ飛ぶ」ということを保証しているわけでもない。

最も「寛容性」が高いドライバーというのは、常にスイートエリアに近いところで打つことができるギアであるということ。そのため、「高MOIドライバー」のいくつかが寛容性ランキング上位に入っている一方で、「寛容性」で高評価を得ていないキャロウェイ「Ai SMOKE」、コブラ「DARKSPEED LS」、PXG「0311 GEN6」などのモデルが、「寛容性」の指標のいくつかで優れたパフォーマンスを発揮しているのも事実。全てはバランス、ということだ。


5、当然どれでも同じというわけではない

表の上位陣における違いはごく僅か。弾道測定器で細かく見てみると、(平均合計ヤードに基づく)「飛距離」トップ3の差は30cm未満(!!)。しかしさらに深く見てみると、テストにおける“一番飛ぶ”ドライバーと“一番飛ばない”ドライバーとの差は16ヤード。

個別に見てみると、飛びに優れたドライバーは「全テスターの35〜40%でトップ5」に入っているが、下位のドライバーで「トップ5」に入っているものはなし。

我々が考慮している全ての指標で同様のパターンになっている。


6、シャフトは大切

全てのメーカーが、純正シャフトのラインナップに同じ「労力(とコスト)」をかけているわけじゃないことは、驚くことでも秘密でもない。シャフトのオプションが多いからと言ってパフォーマンスが保証されているわけでもないが(ヘッドは引き続き性能発揮の大本命であることに変わりはない)、既製品を買う人にとっても、充実したシャフトのラインナップにはメリットがある。


7、デザインありき、ゴルファーはその後

一部のゴルファー、場合によっては多くのゴルファーにとって、ドライバーは思った通りに機能を発揮しない。そこには設計とフィーリングがあるからだ。つまり、フェース角、ライ角、さらにはアドレス時のトップラインの見え方など、「ドライバーのデザイン」が、ゴルファーのセットアップの何かに影響を与えてしまう場合、ショットの結果がクラブデザインの意図とは異なることだってあるということ。

ドローバイアスのドライバーで放ったショットがフェードになってしまう一因はこれで、小ぶりなヘッドでフェースが開いているドライバーを使う上級者が、ドローで飛ばせるのもこれが一因だ。


2024年ベストドライバー 試打時の基本

ここでは、皆さんの次回の練習場での試打経験をより良くするために簡単な見識を挙げてみる。

シャフトの長さ – ゴルフ用品業界では、インチの定義が定まっておらず、あるメーカーの45.75インチが別のメーカーで46インチなんてことがよく起こる。試打する時は、クラブの実際のシャフトの長さに注意すること。46インチのシャフトだと多くのケースで「飛距離」は伸びるが、一般的には「正確性」が落ち、バラツキが大きくなる。短いシャフトだと、スイートエリアに当たることが多くなるため、基本的には飛距離ロスすることが減る。

調整可能ロフト – ロフト角調整するとフェース角が変わる。ロフトを寝かせれば(増えれば)フェースが閉じ、ロフトが立てれば(減らせば)フェースは開く。ロフト角とフェース角の関係性とフェース角の出球に対する影響を理解することで、ロフト調整を活用して「正確性」を向上させることができる。


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調整可能ウエイト – 『アジャスタブル(調整)ウエイト』はどれも同じように作られているわけではない。周辺重量配分をキープしつつも、ヘッドの広い範囲でかなりの重量を「移動」させられるシステムを見つけることで、『可変式ウエイト』の可能性を最大限に活用することが可能。ごく軽量なウエイトを少し動かしたり、中央付近でシフトさせたりしてもボールの弾道に与える影響はほんのわずかなのだだ。 重心特性に変化をもたらるには大胆な重量の「移動」が必要不可欠。

見た目の良さと優れたパフォーマンスは直結しない – 見た目を重視しすぎないようにしよう。ゴルファーは、毎度のように見た目が気に入らないとクラブをうまく打ちこなせないと言うが、それが本当だという証拠はない。全く興味のなかったクラブでいい結果がでることだってよくあること。見た目だけで判断せず、幅広く興味を持つことが大切だ。

 

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2024年「高ヘッドスピード部門」ベストドライバー データ

下記の表は、2024年の『Most Wantedドライバーテスト』に関連したデータだ。我々は採点の基礎となるデータを提供しながらも、皆さんにとって最も重要な指標に注目してもらえるように最善を尽くしている。

ドロップダウンで、弾道測定器の指標と関連した計算、我々のトップ5の割合(特定の指標についてドライバーがテスターのトップ5に入った割合)、そしてフルスコアが選択可能。各表はソートすることもできる。


モバイルユーザー各位へ:

モバイルでデータが表示できるようにできる限りを尽くしたが、表データはモバイルでの表示にあまり適していない。より深掘りしたいようなら、PCで見ることをおすすめする。


2024年「高ヘッドスピード部門」ドライバーMGSスコア

モデル名総合スコア飛距離正確性寛容性
TaylorMade QI10 LS9.78.89.56.4
PING G430 LST9.59.38.67.3
Srixon ZX7 Mk II9.49.98.66.7
Callaway Paradym AI Smoke Max D9.39.97.37.0
PXG 0311 GEN69.38.28.67.8
COBRA Darkspeed X9.17.59.57.0
Titleist TSR28.97.98.18.7
TaylorMade Stealth 2 Plus8.99.07.76.7
PING G430 SFT8.97.38.29.9
Titleist TSR38.67.98.27.0
Callaway Paradym AI Smoke
Triple Diamond
8.69.27.37.0
COBRA Darkspeed LS8.47.98.26.3
Mizuno ST-MAX 2308.27.97.77.0
PING G430 MAX 10K8.27.38.67.5
Mizuno ST-X 2308.07.38.18.1
Mizuno ST-G8.06.89.07.8
PXG 0311 XF GEN68.07.57.77.6
Titleist TSR47.99.06.86.7
Srixon ZX5 LS Mk II7.67.77.35.5
Wilson Dynapower Carbon7.57.08.66.0
TaylorMade QI10 Max7.26.48.17.5
Kirkland Signature Driver7.27.76.87.0
Wilson Dynapower Titanium7.17.07.36.9
Tour Edge Exotics E7237.16.87.77.0
Mizuno ST-Z 2307.06.87.76.5
Titleist TSR16.97.36.85.4
Callaway Paradym AI Smoke Max6.87.56.86.6
Cleveland Launcher XL 26.87.07.36.7
TaylorMade QI106.77.76.85.5
COBRA Darkspeed Max6.76.46.46.7
Srixon ZX5 Mk II6.67.56.46.3
Tour Edge Exotics C7236.47.07.35.3
PING G430 MAX6.37.06.86.3
Tommy Armour 845+6.26.06.47.3
Cleveland Launcher XL 2 Draw5.76.46.45.9
XXIO 135.55.56.06.5
Krank Formula Fire Pro5.35.55.17.0

2024年「高ヘッドスピード部門」ドライバートップ5%

モデル名キャリー
(%)
トータル
飛距離(%)
ストレート
ショット(%)
バラツキ
(%)
一番速いと一番遅い
ボール初速の差(%)
最長と最短の
キャリーの差
(%)
COBRA Darkspeed X9.118.245.518.29.0918.2
TaylorMade QI10 LS27.336.436.418.29.099.1
Wilson Dynapower
Carbon
0.09.127.30.09.099.1
Titleist TSR39.136.427.318.227.270.0
PXG 0311 GEN627.327.327.336.49.0918.2
PING G430 SFT9.19.127.363.627.2736.4
PING G430 MAX 10K9.19.127.318.29.0927.3
PING G430 LST36.445.527.318.227.2718.2
Mizuno ST-G0.00.027.327.318.1818.2
COBRA Darkspeed
LS
27.318.227.39.10.018.2
Wilson Dynapower
Titanium
0.09.118.20.027.279.1
Tour Edge Exotics
E723
0.00.018.227.30.018.2
Titleist TSR218.227.318.218.236.3636.4
TaylorMade QI10 Max0.00.018.218.29.0927.3
Srixon ZX7 Mk II54.536.418.218.218.180.0
PXG 0311 XF GEN69.118.218.227.318.1818.2
Mizuno ST-Z 2300.00.018.218.218.189.1
Mizuno ST-X 2300.018.218.29.127.2736.4
Mizuno ST-MAX 23027.318.218.20.036.369.1
Tour Edge Exotics
C723
0.09.19.10.09.090.0
Tommy Armour 845+0.00.09.118.218.1818.2
Titleist TSR127.39.19.19.10.09.1
TaylorMade Stealth2
Plus
27.327.39.19.118.189.1
Srixon ZX5 LS Mk II18.218.29.19.10.00.0
COBRA Darkspeed
Max
0.00.09.118.20.027.3
Cleveland Launcher
XL 2
9.10.09.10.027.279.1
Callaway Paradym AI
Smoke Triple Diamond
36.427.39.127.30.018.2
Callaway Paradym AI
Smoke Max D
45.545.59.127.30.018.2
XXIO 130.00.00.027.30.018.2
Titleist TSR436.418.20.09.118.1818.2
TaylorMade QI1018.218.20.00.09.090.0
Srixon ZX5 Mk II18.29.10.00.09.0918.2
PING G430 MAX9.10.00.00.018.189.1
Krank Formula Fire Pro0.00.00.09.127.279.1
Kirkland Signature
Driver
18.218.20.09.127.279.1
Cleveland Launcher
XL 2 Draw
0.00.00.09.19.099.1
Callaway Paradym AI
Smoke Max
18.29.10.00.018.189.1

2024年「高ヘッドスピード部門」ドライバー弾道測定器データ

モデル名ボール初速
(m/s)
打ち出し角
(度)
スピン量
(RPM)
高さ
(m)
落下角度
(度)
キャリー
(ヤード)
トータル飛距離
(ヤード)
左右のバラつき
(ヤード)
ストレート
ショット(%)
Callaway Paradym
AI Smoke Max
68.7013.002,43710.338.90263.10278.904,65150.0%
Callaway Paradym
AI Smoke Max D
69.5512.652,24810.438.10270.00285.604,75150.7%
Callaway Paradym
AI Smoke Triple Diamond
69.7312.202,2229.5935.95270.25284.654,57650.0%
Cleveland Launcher
XL2
69.3311.902,3619.4236.50263.80278.704,81050.6%
Cleveland Launcher
XL 2 Draw
68.6612.152,4779.8038.15259.65273.705,54542.6%
COBRA Darkspeed
LS
70.4211.552,3889.6337.15268.05282.804,94448.0%
COBRA Darkspeed
Max
68.9713.402,74310.941.0259.85273.105,08244.6%
COBRA Darkspeed
X
69.6412.702,40810.538.60270.00284.104,49056.4%
Kirkland Signature
Driver
69.4012.202,3129.9537.90263.20278.604,91245.8%
Krank Formula Fire Pro67.8512.002,74910.140.20253.20264.204,61237.4%
Mizuno ST-G68.8812.202,4339.8837.50264.10278.704,80757.2%
Mizuno ST-MAX
230
68.6612.502,36810.138.50262.70280.104,98149.2%
Mizuno ST-X
230
68.6112.202,44910.138.20264.20277.605,1355.0.0%
Mizuno ST-Z
230
69.2913.002,42010.639.30263.70279.205,63246.8%
PING G430 LST69.9611.502,1068.6933.80268.60284.404,89556.4%
PING G430 MAX69.2411.702,4139.8136.90263.60277.404,65847.5%
PING G430 MAX 10K69.4612.602,45910.539.80264.80280.104,54856.2%
PING G430 SFT69.4212.202,72411.040.30265.30277.103,42653.1%
PXG 0311 GEN669.8212.102,49010.038.50265.20280.803,94349.4%
PXG 0311 XF GEN668.8812.102,48410.038.85262.30277.904,27852.4%
Srixon ZX5 LS Mk II69.8712.202,2429.8136.65268.85282.705,09950.3%
Srixon ZX5 Mk II69.8913.202,53511.340.80268.30281.155,09944.4%
Srixon ZX7 Mk II70.3612.202,3099.9437.50270.20285.004,92455.5%
TaylorMade QI1069.9111.952,3239.9437.55266.20279.605,63146.8%
TaylorMade QI10 LS69.6012.102,2339.5736.40268.20285.205,35358.4%
TaylorMade QI10 Max68.7512.302,73210.440.10257.90274.203,79451.2%
TaylorMade Stealth
2Plus
70.3411.752,2829.5736.70269.40284.604,28149.7%
Titleist TSR169.5113.502,82911.842.10261.00273.505,27645.3%
Titleist TSR269.3312.602,1949.7836.40268.00281.604,38452.5%
Titleist TSR369.9611.902,2659.7537.20267.50283.404,78551.9%
Titleist TSR470.1312.602,3039.9737.30270.10285.304,91747.4%
Tommy Armour 845+68.1712.602,62810.540.00257.10269.505,23144.7%
Tour Edge Exotics
C723
68.3511.902,2889.4836.80261.20275.405,07647.0%
Tour Edge Exotics
E723
68.2612.102,57310.239.40261.35277.304,63350.6%
Wilson Dynapower
Carbon
69.6212.202,40310.539.00268.65283.104,87355.8%
Wilson Dynapower
Titanium
69.4212.402,38510.038.30263.80280.404,71950.6%
XXIO 1369.3312.603,31512.043.80251.10263.004,32141.5%

2024年「高ヘッドスピード部門」ベストドライバーQ&A


MYGOLFSPY

MYGOLFSPY

数多くのテスターと最新の計測企画を用いてテストを行い、ゴルフ用品の本当の価値と実力をデータによって明らかにする記事を提供するアメリカのゴルフメディアサイト。大手ゴルフ用品メーカーからの広告を一切もらうことがない為、中立的な立場でデータを示す事ができる数少ないメディアである。最近では、コストコのKirklandボールがタイトリストPro V1よりも優れているという記事を発表して、全米のコストコで大人気商品となり長期間欠品を招いた事件は全米ゴルフ業界に衝撃を与えた。





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