こんにちは、読者のみんな。
今日はちょっとしたグループ演習から始めよう。
ゴルフのプレーで稼ぎ、生計を立てている人は、手を上げて。今手を上げた人は、これ以上読む必要はない。
では次、試合で好成績を上げているアマチュアのみんなも、これ以上読む必要はない。
毎週少なくとも3~4回練習しているハンデが1桁台半ば以下の人も、同じく解散だ。
今日残ってもらう人は、楽しむためにゴルフをプレーしているが、グリーンに近づくにつれ、ストレスを感じるゴルファーや、バンカーにつかまると戦意を喪失してしまうような人。
あとは、「誰もがゴルフに熱心に取り組んでいるとは限らないのに、『レッスンを受けろ』と言われ嫌気がさしている人や、もっと楽しくゴルフをやるべきだ」と思っている人は残って読んでほしい。
じゃあ、そろそろいいかな。
最近発表された話題の製品の紹介に移ろう。
新しく改良され、性能がアップされたキャロウェイのSure Out 2ウェッジだ。
一般プレイヤー用のウェッジ
ゴルフは「ゲーム」であり、本来は楽しいものであるべきだ。どのようなゴルファーも、練習に好きなだけ時間を割くことはできない。
特に、練習時間の短いバンカーは、コンディションにも左右されやすく、楽しさを奪う大敵である。
キャロウェイのSure Out 2は、確かに新技術でも独自技術でもないが(筆者は何年も前にホーガンからオリジナルのSure Outをもらった)、MyGolfSpyが16カ月以上前のテストで実証した通り、「ワイルドソールウェッジ」というアイデアは触れ込み通りに機能する。
しかし、オリジナルのSure Outは、当時テストされた3本の専用ウェッジの中でパフォーマンスが突出して悪かったことが、キャロウェイにとっては残念だった。
MyGolfSpyのテストは、Sure Outの2つの顕著な欠点を明らかにした。
第一に、名前負けしていたことが挙げられる(Sure Out=バンカーから確実に出られる)。
テスターの評価によると、バンカーからボールを脱出させる能力は、従来のウェッジと比べて特に優れているわけではなかった。
そして第二に、Sure Outのホールに寄せるアプローチ全般は、従来のウェッジよりも劣っていた。
参考までに記すと、テストされた他の専用ウェッジ(クリーブランドのSmartSoleとインフォマーシャルで使われていたC3i)は、従来のウェッジよりもはるかに優れていた。
このように、週末ゴルファーがバンカーからいとも簡単に脱出し、ホールのそばへ簡単にアプローチするように設計されたはずのSure Outが、謳い文句通りの機能を発揮できなかったのは、まずかったし、皮肉にも感じられた。
明らかに改善の余地があった。
ちょっとした改良
特にMyGolfSpyのテストに反応したわけではないかもしれないが、キャロウェイによれば、ユーザーの意見やテスト結果をSure Out 2へのアップグレードに活かしたという。
まず、キャロウェイは、ソールの丸みとバンス角を強化し、ヒール側の抜けを良くした。
これらはうまくいけば、バンカーでのパフォーマンスとグリーン周辺でのプレイのしやすさを向上できるはずである。
オリジナルのSure Outと同様、Sure Out 2でも、(PM Grindのウェッジのように)フェイス面の溝は端から端まで刻まれている。
また、ラムキンの新しいStep Downグリップでは、3カ所にマークが付いているため、ゴルファーにとっては目指す飛距離に応じて手を置く位置が分かりやすくなる。
オリジナルのSure Outでは、ロフト角は2種類(58度と64度)しか用意されていなかった。
Sure Out 2では56度と60度のオプションも加わり、すべてのロフト角は右利きと左利きの両方に対応している。
シャフトのラインナップは全般に軽量で(こちらもターゲットユーザー層を考慮)、スチール製のKBSウェッジ90とグラファイト製のUSTマミヤ65およびフジクラのレディース用50が用意されている。
(日本モデルのシャフトはN.S. PRO 950GHのみ)
本製品はSure Outの第二弾であることから、この種のクラブが現在も売れ続ける需要があると言えるだろう。
クリーブランドもSmartSoleの第二弾を出している(第三弾の発売も間近のようだ)。
C3iは現在も販売されており、ネット購入も可能である。また本稿では触れていないが、エイリアンスポーツの「Alien2」ウェッジもある。
つまり、これらの製品は、もはや実際の製品カテゴリーとして成立したと言えるだろう。
もちろん、従来のブレードタイプのウェッジもある。クリーブランドは、CBXを初級者向けウェッジとして成功させた。
非常に多くのプレイヤーがゴルフをカジュアルに楽しんでいる点を考えると、本稿で紹介したカテゴリーは、恐らく、初級者のパフォーマンスを大きく高めるウェッジと言えるだろう。
Sure Out 2は、日本でも4月19日に発売される。価格は20,000円だ。
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