これまでにないVALOR

ピンは、Sigma 2 Valorパターの高MOIバージョンを間もなく発売すると発表した。

昨年10月、我々はヘッド重量が365gもあるピンSigma 2 Valorを紹介したが、今回ピンはValor 400のそれを400gまで増やしたのだ。

Valor 400では、ピンはSigma 2 Valor のヒールとトゥに重量を配分した設計を採用し、それにさらに加工してより多くの重量をヘッドの外周部分に配置している。

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「12%」という数字だけを見ると、あまり大きいとは思えないかも知れない。しかし、MOIというわかりにくいものを、あなたのゴルフに採り入れる価値は十分ある。

パット数が12%増えたらどうだろうか?飛距離が12%伸びたら、グリーンフィーが12%安くなったらどうだろうか?

冗談はこれくらいにしておこう。もちろんMOIが12%向上してもスコアが12%改善するわけではないが、大きな効果があることは間違いない。

Sigma 2 Valor 400は、他のSigma 2パターと同じPEBAXフェースを採用している。

これは2層のレイヤーで、上層(フェースに近い、軟らかい層)がショートパットに役立ち、密度の高い下層はロングパットのコントロール性を高めてくれる。ゴルフボールの外側と内側の素材を考えるとわかりやすいだろう。

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Sigma 2 Valorは、ゆっくりストロークするゴルファーや、カウンターバランスや高MOIがもたらす安定性の向上を求めるゴルファーをターゲットにしている。

Valor 400は明確にシニアゴルファーをターゲットにしているわけではないが、その層は確実にこのクラブの恩恵を受けることができるだろう。

確かに、年齢を問わず多くのゴルファーがカウンターバランスのパターを好む。

しかし、ゆっくりしたストロークにマッチし、安定したストロークを生むパターは、経験豊富なゴルファーにパッティングの楽しさを思い出させるかもしれない。

近くのゴルフショップで、Sigma 2 Valor 400を探してみてほしい。

 

スペック

・PEBAXフェースインサート

・TRフェイステクノロジー

・ヘッド重量:400g

・クラブ長:38インチ

・ストロークの種類:ストレートまたは軽微なアーク型

・シャフト:スチール(50gのカウンターバランスウェイト付属、調整機能なし)

・ライ角:20°±2°

・グリップ:CB60(ブラック/ブルー)