「ゴルフ用ネット」をお持ちなら、もちろんのことそれに合う「マット」が必要だろう。
*このバイヤーガイドに掲載されているマットは、一部のメーカーの在庫状況により、テストが可能であったマットをテストしている*。
「練習用ネット」を持っている方は特に、大切な芝やカーペットを守るため、「練習用マット」が必要だ。
最近のゴルフマットはかなり進化しており、ボールを打つたびに手首を痛めることも少なくなった。また、練習熱心なゴルファーのために、本当の芝に近いマットを販売するメーカーも増えている。
今回のテストも、ゴルファーの皆さんに役立つ情報を提供すべく、最も良く知られた「ゴルフマット」を選んだ。「Rukket(ルケット)」や「Swing Turf(スイングターフ)」、「Wittek(ウィトテック)」、「Safeplay(セーフプレイ)」など、各社「価格帯」や「芝の種類」、「機能」は多種多様だ。
商品紹介と特徴
新しい練習マット探している人、購入アドバイスが欲しい人、または単に今ある商品について知りたい人も、このガイドを読めば適切なマットが見つかるはずだ。
RUKKET「ゴルフスタンディングターフマット」
・Rukketの「スタンディングターフマット」は、同ブランドの「ツインターフ」と「トライターフマット」に追加された商品
・「スタンディングマット」は、ゴルファーが練習場の打席と同じ高さになることができるマット
・これによりライの高低に合わせてスイングを変更する必要がないため、ベストなセットアップが可能
・マットがしっかり地面に設置されていないと、スイング中に滑る可能性がある
RUKKET「ゴルフツインターフマット」
・よく茂ったフェアウェイと同じくらいタイトな素材
・ラフの面は、本物の芝目とやや異なる
・また、逆目に打つとマットが大きく動く
・順目で打った方が打ちやすいが、フライヤーが起きやすい
・コンパクトでスペースを取らない
RUKKET「トライターフマット」
・マットのフェアウェイ部分は青々と茂っていて、まるで本物のフェアウェイのよう
・「セカンドカット」部分は、さまざまなショットタイプに対応する
・「ラフ」部分は「ツインターフマット」と同じように逆目で打つと、引っ掛かりマットが動く
・順目で打つと、変なフライヤーボールが出やすい
・持ち運びに便利で、場所をとらない
RUKKET「XLトライターフマット」
・マットは「トライターフ」と同じだが、面積が大きい
・マットが大きいと安定し、滑りにくくなる
・サイズは非常に重要なので、通常の「トライターフ」よりもXLの方が使いやすい
SWING「ターフマット」
・もう少し柔らかい毛足のマットをお探しなら、「スイングターフマット」がおすすめ
・足元はやわらかく、コンパクト
・マットがなじむまで、スイング中足が少し滑る可能性がある
・数回使用すると、足元は安定する
・ゴルフ場のフェアウェイを打っているような感覚
SAFEPLAY「ゴルフモンスターマット」
・Safeplay「モンスターマット」は、ふわふわとしたフェアウェイで打つ感覚が味わえる
・「モンスターマット」はあらゆるタイプのショットに反応する。たとえば、ダフった時の飛距離は、ナイスショット時よりもかなり飛距離が落ちる
・他のマットよりも芝目が強く、フライヤーが生じる可能性が高い
・マットはふわふわしているが、密度が高いので足元は安定する
WITTEK「メガマット」
・少し硬めのマットがお好みなら、「メガマット」が最適だ
・繊維はやや細かいが、その分素晴らしい安定感がある
・マットをしっかり固定しないとスイング中に動いてしまう
WITTER「クアトロ」
・「クアトロ」は耐久性に優れる。繊維が短いため、毛足の長いマットより硬い
・8つのティーホールが備わっており、ティーショットに最適
・このマットはダフってもクラブの抜けが良いため、ミスヒットの感覚を失う。ある程度、飛距離がロスするものの、実際の芝ほどではない
2021年ベスト練習マット- 特徴
専門家によるアドバイス− 同じレベルで打つ
自分とマットは同じレベル(高さ)を保つことが重要。ボールが高かったり低かったりすると、スロープで打つのと同じ状況になる。また、ライ角や、打点、スイングの軌道まで変わってしまう可能性がある。
マットに欠かせない機能
安定性
「安定性」と言っても主に二つに分けられる。「足の安定性」と「マットの安定性」だ。
スイング時に起こる「足の安定性」について、今回テストしたマットの中には、5センチも足が動いてしまうものがあった。これは、マットの「厚さ」と「柔らかさ」が原因だ。
もうひとつは「マット」自体の安定性。ボールを打っている間にマットが動くか?
マットが地面や床に固定されていない場合、スイングの速さに応じてマットは動いてしまう。たとえば、足元とボールを打つマットを分かれている場合、2倍ずれることになる。
両方が安定したマットであれば、しっかりと足元が安定するだろう。
最も安定した練習マットが欲しい人は、Wittek「メガマット」と「スイングターフマット」がおすすめ。
耐久性
練習マットは、数万回とまではいかなくても数千回のショットに耐えるはずだ。耐久性の低いマットは、ディボット(ショットの際に削れてしまった芝)のように打つエリアが削られてしまい、打ちにくくなる。
最も耐久性に優れたマットをお探しの方には、Wittek「クワトロ」と「ターフマットスイング」がおすすめ。
実際の芝の感触
ゴルファーがマットに期待するとすれば、「本物の芝」の感触だと思う。中にはダフってもクラブが抜けるためミスショットだと認識しにくいものもある。結果、本物の芝よりもはるかに良いショットが打ててしまう場合もある。安定した打ち心地とリアルな芝の感触が得られるマットを探そう。
「リアル」なマットをお探しの場合は、「スイングターフマット」やSafeplay「ゴルフモンスターマット」を検討すると良い。
その他のアドバイス
・マットを選ぶ基準は、ネットの設置場所にも関係する。室内で打ちたいなら5×5フィート(152.4 x152.4 cm)がベスト。ネットが外にある場合は、小さくて持ち運びに便利なマットを検討することをおすすめする
・体とボールが同じレベル(高さ)に保つことができるマットを選ぼう。練習でボールに高低差があるのは避けたい
・練習したいショットに応じて、「ラフ」、「セカンドカット」、「フェアウェイ」を使い分けられるマットを検討しよう
・使用するマットは、スイング中に動かないよう固定され安定しているかを確認しよう
・市場には、特定の種類の芝を再現できるマットが出回っている。理想を言えば、ホームコースの芝に近いマットを選びたいものだ
ベスト練習マット−FAQ
Q:マットが怪我の原因になることはあるか?
A:硬いマットは、衝撃により手首や肘の怪我につながることがある。ただし、最新のゴルフマットには怪我を防ぐためのクッション構造が採用されている。繊維が多いマットは特に当てはまる。
Q:練習マットにはどのようなサイズがあるのか?
A:標準の1枚マットは、長さ3〜5フィート(91.44-152.4 cm)、幅4〜8フィート(121.92 – 243.84cm)の範囲だ。持ち運び可能なポータブルマットは、1 x 1フィート(60.96 cm)と小さめが多い。
Q:どのサイズを購入すべきか?
A:多くのゴルフ練習場では5×5フィート(152.4 x152.4 cm)のマットを使用している。使う人の身長に基づいてマットを購入すると良い。ゴルフシミュレーターをお持ちの場合、またはその予定の場合は、少なくとも5x5フィート(152.4 x152.4 cm)のマットが必要になるだろう。
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