・本間ゴルフの主力モデル「BERES 08(ベレス08)」の「BLACK(ブラック)」と「AIZU(アイズ)」
・「BERES 08 AIZU」は、レディースモデルの3モデルを含め、2スターから5スターまでを展開する本間ゴルフのシグネチャーモデル
・全体の「BERES 08」ラインナップはドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアン
本間ゴルフは、ゴルフ製造において独自の地位を確立している。これまでに、3つの特徴的かつ重要なラインナップを発表しているのが「TR」、「T//World」、「BERES」だ。
それぞれは異なるゴルファー層に対応しているが、どのシリーズにも本間ゴルフのDNAであるクラフトマンシップ、美学、デザイン、パフォーマンスを完備している。そして新しい「BERES 08」には、“匠の手”により長きに渡る伝統を継承しつつ、美しく豪華でありながら冒険的な仕掛けも施されている。
本間ゴルフ「BERES」 - ランウェイを用意しろ
最初に目を奪われるのは、美しさ、熟練の技、そしてクラブ全体のデザインだ。
「BERES 08 BLACK」は、ブラックとゴールドのクラシカルなカラーリングが特徴。画像だけ見ると、目を引くモデルと言える。
全体の見た目に流れを持たせるため、純正の「ARMRQ MX(アーマックMX)」シャフトもブラックとゴールドのグラフィックにマッチさせた。そして、メタルウッドからアイアンまでデザインも統一されている。
お次は、今回の主役「AIZU」について。
「AIZU」の2スターから5スター、そしてレディースモデルの3スターは優雅さが漂う。本間の「匠」が、伝統的な日本の「会津漆器」をこのシリーズで具現化。「AIZU」の各モデルは、独創的な配色とデザインが特徴だ。
メタルウッドのクラウンのデザインは2つあり、加えてアイアンのキャビティにもデザインが施されている。まるでゴルフコースにファッションショーをもたらしたようなデザインだ。
見た目だけじゃない
今回の「BERES」は、見た目だけに気を取られて欲しくない。新シリーズには、新パフォーマンスをもたらすテクノロジーが詰まっている。「BERES」シリーズの対象ターゲットは、ヘッドスピードが遅めのゴルファーだ。
そのため、『L-CUP構造』、『トリプルスロット』、進化した『ラジアルフェース』、そして『薄肉・偏肉クラウン構造』というメタルウッドの新テクノロジーにより、初速、高打ち出し角、そして低スピンに重きを置いている。
さらに、アイアンも5番から9番まで『3D L-CUP構造』、『ソールスリット』、『バーティカルスリット偏肉フェース』と『キャビティ構造』を採用しパフォーマンスに拘っている。
「L-CUP構造」
これを読んでいるギア好きの皆さんは、この新しい『L-CUP構造』の目的は反発性能の「高CT値」をキープすることであると察しがつくだろう。
しかし、“K.I.S.Sの原則(Keep It Simple, Stupid=シンプルで愚鈍にしろ※米国海軍で言われ始めた、簡潔性が成功の鍵であるという格言)”を信じる我々にとって、その主目的はフェース全体でより高いボール初速を維持すること。このフェースデザインとそのメリットは、フェースをクラブヘッドに溶接する必要がないという副産物にあるのだ。
アイアンも同様の原理だが、さらに構造上「低重心」であるためソールが厚くなっている。
「トリプルスロット」
安定性とボール初速アップの可能性を嫌がる人はいないだろう。これに正に役立つのが、『トリプルスロット』だ。3つのスロット(センター、トウ、ヒール部)を配置したことで、インパクト時に、スロット全体がフェースのたわみを瞬時に戻すことが可能になったという。
また、同時に形状が元に戻ることで「トリプルソールスロット」は、さらに安定性と潜在的なボール初速を向上させるものとしても機能する。
「TI811 極薄クラウン構造」
この超低比重チタン合金クラウンは、見た目の美しさ以上のものがある。『薄肉・偏肉クラウン構造』を採用し、『L-カップ構造』と『NEWラジアルフェース』の放射状構造との相乗効果により、ドローバイアスに加え高打ち出し、低スピン特性を実現する。
「ARMRQ MX(アーマックMX)」シャフト
本間ゴルフ自慢のパーツの1つが、高級ゴルフシャフトだ。「ARMRQ MX」シャフトは、「10軸組布シート」を採用した『メタルハイブリッド・アーマー・テクノロジー』を特徴とする独自のデザインとなっており、ご覧いただいたように、「AIZU」のラインナップには2スターから5スターまで揃えている。
この「ARMRQ MX」シャフトにより、本間では「カウンターバランスシャフト(クラブの重心がグリップ側に寄せられたもので手元が安定し、ヘッドが軽く感じられスイングしやすくなる)」を実現。こうして「ARMRQ MX」は、「BERES 08」の2スターから5スターまでそれぞれにマッチするシャフトを装着することが可能になっている。
本間ゴルフ「BERES」は豪華、控えめに言って
1つ確かなことがあるとすれば、「BERES」は典型的な職人技の結晶だ。「BERES」シリーズはとても見事で、これを買うということは最高品質の職人技にお金を払うということ。
「AIZU」は日本の会津の職人に敬意を表しており、これにより匠たちはその知識と経験で、本間ゴルフの最も技術的に進化した構造を実現している。
現在の世の中には、首を傾げるような高価格帯のものが存在する。例えばNFT。最近の「NFT(非代替性トークン)」の価格は異常だ。しかし、だからこそ人々は、芸術に対価を払うのだ。
本間ゴルフの「BERES 08」シリーズもそう。これらのクラブは芸術品としてもっとも純粋な形であり、だからこそ(本間の基準では)適正な価格設定になっている。
では、ここで注目の価格はというと。
・「BERES 08 AIZU」5スタードライバー 小売価格5,000ドル
・「BERES 08 BLACK」ドライバー 小売価格1,149ドル
・「BERES 08 AIZU」2スターアイアン 小売価格399ドル(1本)
・「BERES 08 AIZU」5スターアイアン 小売価格4,950ドル(1本)
そう、最後の価格は、間違っていない。
新しい旅路
本間ゴルフが、ゴルフ界トップの才能を持ったタレントの一人であるジャスティン・ローズをアンバサダーに迎え入れたのは数年前のこと。当時、本間ゴルフは、北米市場に足を踏み入れるべくかなりの力を入れていた。パートナーシップは必ずしも思った通りにはいかないもので、その後のことは黒歴史となっている。
しかし、本間ゴルフでは、自身の宝である「BERES」が北米市場にさらなるインパクトを与え、足掛かりとなると確信しているのだ。
「BERES」のラインナップは歴史と伝統に深く根ざし、「飛距離」と「寛容性」を求める者に職人技とパフォーマンスの見事な融合をもたらすだろう。「BERES 08」は、その旅路の始まりなのだ。
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