今年のゴルフ界最大のニュースが入ってきた。ホンマが、ジャスティン・ローズと複数年のクラブ契約を締結したと発表したのだ。
契約後のローズのクラブについて、詳細はまだ明らかになっていないが、彼がこれまで使用してきたテーラーメイドのクラブからの移行に、多少の時間が与えられる可能性はある。Golf.comのジョナサン・ウォール氏によると、ホンマのクラブを少なくとも10本使用する契約だという。
この条件であれば、14本の中にホンマのアイアンが入ることになるだろう。日本メーカーのメタルウッドは世界ではまだ認知度が低いため、彼がいつテーラーメイドのドライバーから移行するかが注目される。
ウォール氏によると、ホンマのボールもあまり知られていないという。
以前MyGolfSpyで、ホンマの北米市場への挑戦に関して取り上げたことがある。
これまで、ホンマのクラブがPGAツアーで使用された回数は実質ゼロだったが、このたった1件のプロ契約がホンマに与える影響は計り知れない。
ローズにはタイガー・ウッズやリッキー・ファウラーほどの宣伝効果がないという意見もあるが、ゴルフ界にインパクトを与える機会を探っていたホンマにとって、世界ランク2位のプロと契約し、キャディバッグにロゴが入ることは非常に大きな進展といえる。
世間ではまだ認知度の低いブランドが、今シーズン最大の契約を結んだことは印象的だ。
また、ホンマが昨年の秋、テーラーメイドの前CEOであるマーク・キング氏を戦略アドバイザーとして迎え入れたことも重要なポイントだろう。キング氏はホンマにテコ入れを行うべく、他の前テーラーメイド幹部も引き抜いている。
ホンマの行く末を判断するには時期尚早だが、我々はキング氏の計画は決して小さくないと見ている。
またこの動向は、北米市場に本気で挑むにあたり、今後ホンマが多くの改革に着手することを示唆している。
今後のホンマの動向が楽しみだ。
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