2020年スタンドバッグ購入ガイド
今使っているゴルフバッグで変えたいと思うことは?断熱ポケットや距離測定器用のポーチ、あるいは大きな水筒を収納するスペースがあればと感じたことは?
今のバッグに持ち物全てを収納する十分なスペースはあるだろうか?または、必要以上に重たいバッグを持っていることに気づいているだろうか?このガイドで、あなたにとってベストなバッグを見つけて欲しい。
スタンドバッグはどれでも同じように作られているわけではない。多くの方はスタッフバッグとカートバッグ、そしてスタンドバッグの違いを理解しているだろうが、各カテゴリーの中でもバラエティが豊富であることを知るのは大切だ。
そして他の商品と同様に、スタンドバッグでもどんな機能があなたにとって重要なのかを考え、それに沿ってバッグを選ぶことが大切なのだ。
最近のバッグメーカーは、これまで以上に単にバッグをデザインするだけではなく設計にも力を入れており、ゴルファーは2、3年前のものよりも圧倒的に良いバッグを手にするチャンスがある。
今日にでもスタンドバッグを買いたいという人も、お役立ち情報を探している人も、単に最近のバッグ事情を知りたいという人も、この購入ガイドを見ればみなさんのニーズに合うスタンドバッグを見つけることができるだろう。
TITCH SL2 ベストキャディバッグ
シングルストラップキャディバッグの“時代を超えた魅力”を好むゴルファーにおすすめなのがSTITCHの「SL2」だ。コンパクトでスタイリッシュなデザインはミニマリストに魅力的である一方、シングルストラップからダブルストラップに切り替え可能な同社の革新的なアプローチは、今っぽい便利さを求めるゴルファーにも評価されるだろう。レザーのデザインと卓越したクラフトマンシップがこのバッグをさらに引き立てている。
2020年ベストスタンドバッグー注目ポイントは?
収納
収納については、使い勝手が良いなら多い方が良いに決まってる。この点で良い収納デザインとは、その数よりもポケットの配置が大切。出し入れが面倒だったり、別のポケットを使っているため他のポケットが使えないようなら、そのポケットには何の意味があるのだろうか?
2020年ベストスタンドバッグは、ポケット同士が重なり合ったり隣合うポケットが他を邪魔することがないように上手い具合にデザインされている。
ポケットが考え抜かれてレイアウトされていれば、それぞれが制限なく容量いっぱいまで活用でき、持ち物を入れるスペースをより確保することができるだろう。
ウォーターボトルを入れるポケットは簡単に出し入れできて、必要なだけボトルを入れておけるよう十分なスペースがある方が良い。断熱性のポケットは、スナック菓子が好きなら特に大きい方が良いだろう。
GPS計測機を入れるポケットがデザイン性に優れたマグネット式なら、バッグにクリップをつける必要もなく取り出しが簡単にできるはずだ。
収納力抜群のスタンドバッグをお探しのゴルファーには、OGIOの「CONVOY SE」をおすすめしたい。
ディバイダー(仕切り)
ポケットもそうだが、何でも多ければ良いということはない。14分割のディバイダー(仕切り)なら番手ごとにクラブを入れることができるが、スタンドバッグのデザインとしては何だか釈然としないこともある。
このカテゴリーでは、4分割か6分割がより機能的。どんなディバイダー(仕切り)でも貴重なスペース(そして重量)を割いてしまうし、その数が増えればバッグからクラブを取り出すときに邪魔になる可能性も高くなることは肝に銘じておきたい。
口枠のデザインが優れていれば、クラブが個別に収まり邪魔することなく整理整頓もしやすくなるだろう。
そんな中では、ピンの「HOOFER」とサンマウンテンの「3.5 LS」のディバイダー(仕切り)が、群を抜いて機能的だ。
ピン HOOFER CRAZ-E LITE – 歩きのゴルフに最適
歩くことが好きな人にとっては、ピンの「HOOFER CRAZ-E LITE」以上のスタンドバッグはないだろう。重さ約1.36kgの「CRAZ-E LITE」は、できる限りの軽量化を図るため、大きくて重量があるバッグにある余計なアクセサリーを排除。とは言え、必要最小限というわけではない。超軽量構造だが、必需品をしまうのに十分なスペースを確保しているのが特徴だ。
快適性
当たり前のように聞こえるが、快適性は持ち運びという点が大部分を占めることを忘れてはならない。
購入後に交換することで快適性はアップできるが、2020年のベストスタンドバッグなら、耐久性がアップしたショルダーストラップとエクストラパッドにより腰をサポートできるし、1ラウンド、さらには36ホールを歩いても快適でいられる。
歩きが多いゴルファーにとっては、ピンの「HOOFER CRAZ-E LITE」とSTITCHの「SL2」が最も快適性が高いバッグといえるだろう。
重量
歩きが多いゴルファーにとって、重量は非常に大切だ。500gは大した重さには聞こえないかも知れないが、余分な重さはラウンド中の疲労度に劇的に影響を与える。
バッグの重量が少し増えるだけで、良いプレーで上がり数ホールを終えられるかバック9で息切れするかの差になることもある。
一方、手引きや乗用カートを使う人は、バッグの重さはあまり気にならないだろう。バッグを背負うことがほとんどないなら、大容量収納、他の機能、ディバイダーがあるハイブリッドバッグが向いている。
乗用カートを使う機能満載のバッグを希望するゴルファーは、ピンの「HOOFER」と「HOOFER 14」がおすすめだ。
プロのアドバイス – 14分割はいらない
番手ごとに特別なスペースを設けるという点で14分割や15分割の口枠は魅力的だが、2020年のベストスタンドバッグは4分割か6分割の口枠が特徴だ。14分割や15分割はカートバッグには理想的でも、背負っている時にほぼ水平になるスタンドバッグのデザインだと、余計な仕切りはクラブを出し入れする際に引っかかる要因となる。また余計なディバイダー(仕切り)はウエイトが増えることを意味する。18ホールを回るとなれば、ちりも積もれば山となるというわけだ。
スタンドの安定性
スタンドバッグの素晴らしさは、スタンドの素材、開閉システム、フレームで左右される。スタンドバッグがクラブや荷物で一杯になっても、スタンドは頑丈で耐久性がなければならない。
2020年のベストスタンドバッグに選ばれたバッグは、簡単にバッグを立てることができるし、スタンドをしまうことも簡単。背負った時にもちゃんと閉じたままで収まっている。
私たちがテストした中でスタンドが一番安定していたのが、ピンの各モデルとタイトリストの「HYBRID 14」だ。
プロのアドバイス – スタンドの安定性
スタンドバッグで一番大切なパーツがスタンドだ。当然に聞こえるだろうが、ゴルファーがスタンド以外の特色に気を取られることは珍しくはない。耐久力と安心感があるスタンドがなければ、スタンドバッグである意味はない。ピンのHOOFERで見られるような耐久性のあるスタンドなら、最高の安定性と耐久性が得られるだろう。
追記事項
・GPSや距離測定器を使っているだろうか?ピンの「HOOFER」と「HOOFER LITE」のようなバッグには、簡単に出し入れができるようにマグネット式ポケットが搭載されている。
・乗用カートよりも歩き派ならハイブリッドバッグを検討いただきたい。収容力もあるし14分割、15分割の口枠は手引きや乗用カートでプレーする時の方がより機能的だ。
・逆に担ぎ派の方は、疲労が問題となるだろう。必要最低限の収納スペース以外は捨てて、軽量で快適なバッグを選ぶことをおすすめする。
・ナイロン素材は軽いが汚れやすい。軽さと見た目の綺麗さを重視するなら、レザー素材で手入れが簡単なSTITCHのバッグが良いだろう。
・ポケットで大切なことは数ではなくクオリティと収納部分の機能性だ。出し入れ簡単で、しまいたい物を全て収納できる収容力があるポケットがあるバッグを選んで欲しい。
・給水所が限られているコースでプレーすることが多いなら、ウォーターボトルがいくつか入るクーラーポケットがある「BAG BOY CHILLER」のようなバッグを選ぶと良いだろう。
・防水加工が施されたバッグは雨天時には良いが、装備されているポケットの開け閉めには両手が必要になることが多い。
2020年ベストスタンドバッグ FAQ
Q:スタンドバッグにはどのくらいのお金をかけるべきか?
A:デザイン性に優れ機能も満載のバッグは一般的に150ドルくらいからあるが、2020年ベストスタンドバッグの多くは250ドル程度の価格だ。年間のラウンド数が数回程度であれば、もう少し安価で適正なものを見つけられるだろう。
Q: 断熱ポケットは必要か?
A:最近のスタンドバッグには断熱ポケットがついているが、基本的には大きい方がおすすめだ。例えば18ホールをプレーするなら大きめのクーラーポケットが付属しているバッグが必要になるかも知れない。一方、9ホールだけプレーするなら小さめの断熱ポケットで問題ないだろう。
Q:ストラップシステムはどのくらい考慮すれば良いか?
A:調査において、セルフバランスシステムがあるストラップは歩きに合わせて動く傾向があることが分かった。重要なのは自分に合うストラップシステムを見つけること。ちょっとしたことが大切なのだ。十分に丈夫なパッドが入っているストラップがおすすめで、丸みのあるデザインのストラップの方が一般的にはより快適に感じるだろう。もしバッグ自体は気に入っているのにストラップが気に入らないなら、Walk 18ゴルフなどアフターマーケットで発売されている商品を使えば、追加予算が必要だが快適性は劇的にアップする。
Q:口枠は重要か?
A:単刀直入に言えばYES。いつもゴルフは歩きでプレーするというなら、4分割か5分割にすることが賢明。仕切りが少なければクラブの出し入れが簡単だからだ。口枠が14分割、15分割はクラブが引っかかりやすく、手引きか乗用カート派に適している。また、4分割トップのバッグは、14分割のものよりも平均すると約900g軽いということも頭に入れておこう。
Q:スタンドバッグを乗用カートや手引きに乗せてプレーできるのか?
A: こちらも簡単に言えばYESだ。ピンのように、カートのストラップを通す部分があり全てのポケットの機能性を完全にキープしたまま使えるバッグがいくつかあるが、手引きカートに乗せるとラウンド中にスライドしてしまうスタンドバッグもある。もし使っている手引きカートが、スタンドバッグを固定できるような設計になっているなら、スタンドバッグを選んでも全く問題にはならないだろう。
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