『2023年ゴルフボールテスト』の冒頭で述べたように、ゴルフにおいてボールは重要だ。
ボールは全ショットで使用する唯一の道具。したがって、キャディーバッグの中で最も重要な道具といっても過言ではない。
といっても、ボールの性能の違いはそう簡単に見分けられるものではない。 ボールを打つ環境が通常の状況下ですらボール性能を読み解くのが難しいことに加え、そこにさらに水分が加わって打ったときの状況下ではどのようにボールの性能が変化するのか。通常このような考えに至るゴルファーは限りなく少ないだろうが、知っておいて損はないというよりか、むしろ知っておくべきことだ!
ゴルフボールの性能に精通することは、スコアアップにも繋がる。では、ご覧いただこう。
『2023年ゴルフボールテスト』の一環として、ウェッジのフルショットで、ボールが「乾いた状況」と「濡れた状況」におけるボールの性能を比較した。
この結果を見たら、ボール選びを考え直すことになるかもしれない。
テストしたゴルフボールについて
テストしたボールには、小売店で入手可能な大手メーカーの「ウレタンボール」と、その他の小規模な「直販 (DTC) 」および、ショップが製造元と共同開発して作った「独自のブランド」製品が含まれる。また、評判の良いツーピースの「アイオノマー」製品もテストした。
MyGolfSpyではテストするボールをなるべく複数の小売店から購入した。 但し、「Not Your Ball」と「Inesis Tour 900 Prototype」は例外。
環境条件
今回のテストは屋内で実施された。つまり、今回の結果において環境条件は重要因子ではない。
テストの過程
ロボットでのボールテストは、まず「乾いた状態」から各モデルで一連のショットを放ち、2巡目はボールに水をかけて「濡れた状態」を作りだしてショットをおこなった。この水のかけ方に一貫性をもたらすよう、あらゆる努力が払われた。
ショットに使用したのは56度の「Vokey SM9」ウェッジだ。
異常値の排除
フルショットのテストと同様、「1.5 IQR」ルールを適用して外れ値を排除した。「乾いた状態」と「濡れた状態」のテストの異常値は、打ち出し角とスピン量に基づいてフィルタリングした。
※「四分位範囲(IQR)」は、データセットを四分位数に分割することに基づく“ばらつきの測度”「IQR×1.5」で出た値よりも上回るもしくは下回る場合に「外れ値」となる。
結果
水分の影響は多大
ボールのカバーに水分がつくと、全てのボールで打ち出し角が高くなり、スピン量が減少した。
「乾いた状態」と「濡れた状態」の性能の違いは、水分がついたときに失われる摩擦に関係すると推測するのが妥当だろう。
ロフトを立て(角度を少なく)、その摩擦が占める割合が小さくなるにつれて、違いはそれほど顕著でなくなることが予想される。
カバーの重要性
同じカバーのボールでは、ボールが「濡れた状態」で失われるスピン量の割合に大きな違いは見受けられなかった。とはいえ、収集されたデータは、一部のカバーが他のカバーよりも濡れた状態におけるスピン量の維持に優れていることを強く示唆している。
だが、アイオノマーカバーではよりスピン量が少なくなる。
安価なアイオノマーカバーボールのスピン量は、そもそもコンディションを問わず少なめだった。
イエローボールは性能が異なる可能性
「乾いた状態」と「濡れた状態」のデータを見ると、「Pro V1」のホワイトとイエローボールには違いがあると自信を持って言える。他のメーカーの製品でも同様の結果が出るかどうか興味深いところだ。
その他注意点
今回計測した「乾いた状態」のスピン量は、実際のコースでの値より少々高く出ている。これは、高ヘッドスピードとロボットによる完璧なショットの組み合わせが高スピン量をもたらしているからだ。とはいえ、最終的にこのテストの焦点となるボール間の相対的なスピン量は一貫しているはずだ。
「乾いた状態」で最もスピン量の多いボール
最も高スピンのボールはPXG「Xtreme」とウィルソン「スタッフ モデル」、次いでイネシス「Tour 900」、カークランド「Signature Performance+ V3」、マックスフライ「Tour X」となった。
アイアンとウェッジフルショットのボール性能が比較的近いことを考えると、最もスピン量の高いボールのリストが完全一致ではないにせよ似たような結果になるのも当然といえよう。
スピン量の少なさでいうと、下位5つのうち3つ(「Not Your Ball」、ウィルソン「DUO Soft」、キャロウェイ 「Supersoft」)がアイオノマーカバーであることから、アイオノマーの弱点が見てとれる。
「乾いた状態」で最もスピン量の少ないボール
ウェッジにおける低スピンボールのリストで予想外だったのは、ボルビック「ツアー VS4」(アイアンでは高スピンボールの1つ) や、やはりツアーレベルのボールとして予想よりも少ないスピン量だったスネル「MTB Prime X」だ。
「濡れた状態」で最もスピン量の多いボール
前述したように、水分は性能に重大な影響をもたらし得る。したがって、トップ10リストには重複する部分もあるが、「濡れた状態」について語るなら、新たに登場したボールについても触れないわけにはいかない。
「濡れた状態」で最も高スピンのボールは、ブリヂストン「TOUR B X」、シード「SD-02」、イネシス「Tour 900」、PXG「Xtreme」、イネシス「Tour 900 Proto」など。
スリクソンの4つのボール全てが「濡れた状態」でのスピン性能でトップ10に入っていることに着目すべきだろう。
「濡れた状態」で最もスピン量の少ないボール
「濡れた状態」で最もスピン量が少なかったボールのリストは、「乾いた状態」で見たものと大差はない。3つのアイオノマーボールに加え、ボルビック「Tour VS4」とタイトリスト「Tour Speed」、スネル「MTB Prime X」 が最もスピン量が少ないウレタンボールとなった。
「乾いた状態」と「濡れた状態」 – 最高のスピン保持力
最大スピン量が何であれ、それが可能な限り一定していることが理想だ。「濡れた状態」ではスピン量の低下は避けられないとはいえ、他のボールよりもスピンの保持に優れているボールがあることも事実だ。
ここでは、「濡れた状態」でスピンの損失が最も少なかったボールを紹介する。
最高のスピン保持力
「濡れた状態」でのスピン低下
水分がついたときのスピン量の低下が最も少なかったのはシード「SD-02」で、ブリヂストン「TOUR B X」が僅差で続いた。
スリクソンのボール3つがスピン保持率でトップ10に入った。トップ15には、タイトリスト「Pro V1」および「Pro V1x」とともに、スリクソンの4つめのボール (「Z-Star XV」) も含まれる。
「乾いた状態」と「濡れた状態」– 最悪のスピン保持力
水分がついたとき、スピン量が最も大きく低下するボールは、キャロウェイ「Supersoft」とタイトリスト「Tour Speed」、ボルビック「Tour VS4」、VICE「Pro Zero」だった。
キャロウェイとテーラーメイドのウレタン製品に加え、最前線を謳うマックスフライやVICE、OnCoreのボールもグラフの下半分を占めた。
「Pro V1」イエローについて
データは、「タイトリスト Pro V1」のホワイトとイエローボールの「乾いた状態」と「濡れた状態」の性能の違いを示唆している。
数字上、「乾いた状態」ではイエローのほうが低スピンだったが、統計的に有意といえる差ではなかった。
ところが「濡れた状態」では、かなり興味深い結果が見られた。
水分をつけると、「Pro V1」イエローのスピン量は純正のホワイトボールより平均で700 rpmも減った。さらに言えば、「濡れた状態」のテスト条件下では、最もスピン量の高い「Pro V1」イエローでも、最もスピン量の低いホワイトより数値は低かった。データに重複はなかった。
カラーペイントは本当に重要なファクターなのだろうか。
ゴルファーはカラーペイントを単なる色が違うだけ考えているだろうが、ゴルフボールの世界ではペイントは“化学”である。
何年も前から、他メーカーのイエローボールはホワイトボールよりもスピン量が低いという噂があった。「Pro V1」 (およびイエローの「Z-Star」を使った最初のボールテスト) で確認したことに基づいて、メーカーのラインナップ全体をさらに詳しく調べて、実際にどれだけの違いがあるのか確かめる価値はあるだろう。
データ
我々はスピン性能に焦点を当てて話をしてきたが、更にいくつかの指標を念頭に置けば、水分がゴルフボール性能の他の側面にどのような影響を与えるかをより深く理解できるようになるだろう。
・もちろん、自身でこれはと思ったものは何でも追究することが大切だが、以下いくつか提案がある。
・水分がつくとスピン量の低下に加え、摩擦の損失により必然的に打ち出し角が高くなる。
・スピン同様、打ち出し角の変化を最小限に抑えるという点で、他と比べて優れているボールは存在する。
・打ち出し角を維持できる最高のボール (「Not Your Ball」) では打ち出し角が8%しか増加しないが、最悪のボールは水分が加わると30%近くも増加する。
・摩擦はコンプレッション(硬度)の一部であり、コンプレッションはボール初速と相関関係があるため、水分がつくとボール初速に顕著な変化が見られる。
・「濡れた状態」で最高の性能を発揮する製品では、ボール初速の低下は0.45m/s未満(1%未満)だが、最悪の製品のボール初速低下は1.79m/s以上 (4.5%以上の差)にもなる。
・最後に、これらの変化が飛距離にどのような影響を与えるかを考えると興味深い。“絶対”はないとはいえ、ボールによって4~5ヤード飛ばなくなったものもあれば、飛距離を伸ばしたものもあるということを心に留めておくべきだろう。
グラフ
限られたスペースにできるだけ多くのデータをうまいこと収めたつもりだが、この2つのグラフを最もストレスなく見るにはモバイルデバイスが最適。
グラフの見方
・「選択指標」のドロップダウンで、確認できる指標のリストから選択
・ボールメーカー(OEM)やボールモデルでの絞り込みも可能(※全てのボールデータを見たい場合はALLを選択)
・グラフは、「乾いた状態」のランキング、「濡れた状態」でのランキング、変化率、または「乾いた状態値」と「濡れた状態値」の差で並べ替え可能
・上位X、下位X、中央X、またはすべてを表示することを選択 (X= [Xを表示] ボックスに見たいボールデータの数を入力)
その他注意点
・幅広(青)のバーは全て「乾いた状態」で打ったショットのデータ
・細い(グレー)のバーは全て「濡れた状態」で打ったショットのデータ
・下部の赤いバーは「乾いた状態」から「濡れた状態」への変化率を示す
・「乾いた状態値」と「濡れた状態値」の数値差も記載
ブラウザがシークレットモードの場合、グラフは読み込まれない模様。
その場合、セキュリティ設定をアジャストするか、各グラフの上にあるヘッダーリンクを使用して「Tableau」サイトでグラフを表示する必要がある。
ゴルフボールのパフォーマンス – 「乾いた状態」と「濡れた状態」 (棒グラフ)
ゴルフボールの性能 - 「乾いた状態」対「濡れた状態」(クロス集計)
スピン量(RPM)
モデル名 | 「乾いた状態」 | 「濡れた状態」 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の差 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の スピン量変化(%) |
---|---|---|---|---|
PXG Xtreme | 12678.83 | 7479.92 | 5198.92 | -41.00 |
Kirkland Performance+ v3 | 12436.83 | 6764.83 | 5672.00 | -45.61 |
Srixon Z-Star Diamond | 12283.00 | 7282.00 | 5001.00 | -40.71 |
Bridgestone TOUR B XS | 12245.08 | 6804.33 | 5440.75 | -44.43 |
TaylorMade TP5 | 12241.67 | 6177.83 | 6063.83 | -49.53 |
Callaway Chrome Soft X | 12142.25 | 5907.10 | 6235.15 | -51.35 |
Titleist Pro V1 | 12128.07 | 6874.51 | 5253.56 | -43.32 |
Bridgestone TOUR B X | 12117.92 | 7826.92 | 4291.00 | -35.41 |
TaylorMade TP5x | 12113.73 | 6073.45 | 6040.27 | -49.86 |
Titleist Pro V1x | 12100.09 | 6728.44 | 5371.65 | -44.39 |
打ち出し角(度)
モデル名 | 「乾いた状態」 | 「濡れた状態」 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の差 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の スピン量変化(%) |
---|---|---|---|---|
Callaway Supersoft | 36.12 | 44.00 | 7.88 | 21.82 |
Volvik Tour VS4 | 35.81 | 43.00 | 7.19 | 20.07 |
Titleist Tour Speed | 33.71 | 42.50 | 8.79 | 26.08 |
TaylorMade Tour Response | 32.16 | 40.87 | 8.71 | 27.09 |
Bridgestone TOUR B RXS | 32.13 | 39.85 | 7.72 | 24.03 |
Srixon Q-Star Tour | 32.09 | 38.84 | 6.74 | 21.02 |
Bridgestone TOUR B RX | 31.82 | 38.90 | 7.08 | 22.25 |
Srixon Z-Star XV | 31.82 | 38.88 | 7.07 | 22.21 |
TaylorMade TP5x | 31.79 | 40.17 | 8.38 | 26.37 |
TaylorMade TP5 | 31.76 | 40.16 | 8.40 | 26.45 |
ボール初速(m/s)
モデル名 | 「乾いた状態」 | 「濡れた状態」 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の差 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の スピン量変化(%) |
---|---|---|---|---|
Bridgestone TOUR B XS | 40.65 | 38.97 | -1.68 | -4.12 |
Bridgestone TOUR B RXS | 40.59 | 38.66 | -1.93 | -4.75 |
Bridgestone TOUR B RX | 40.48 | 38.79 | -1.69 | -4.19 |
Bridgestone TOUR B X | 40.46 | 38.98 | -1.48 | -3.67 |
Titleist Pro V1x | 40.37 | 38.79 | -1.58 | -3.92 |
TaylorMade TP5 | 40.35 | 38.64 | -1.71 | -4.25 |
Callaway Chrome Soft | 40.35 | 39.12 | -1.23 | -3.05 |
Callaway Chrome Soft X | 40.34 | 39.02 | -1.32 | -3.27 |
Mizuno RB Tour | 40.30 | 38.68 | -1.62 | -4.03 |
Srixon Z-Star XV | 40.30 | 38.88 | -1.42 | -3.51 |
落下角度(度)
モデル名 | 「乾いた状態」 | 「濡れた状態」 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の差 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の スピン量変化(%) |
---|---|---|---|---|
Callaway Supersoft | 55.39 | 58.08 | 2.68 | 4.85 |
Volvik Tour VS4 | 55.08 | 57.65 | 2.57 | 4.66 |
TaylorMade TP5 | 54.64 | 56.86 | 2.22 | 4.06 |
Bridgestone TOUR B RXS | 54.62 | 56.65 | 2.04 | 3.73 |
Titleist Tour Speed | 54.59 | 57.56 | 2.97 | 5.43 |
Bridgestone TOUR B XS | 54.58 | 56.36 | 1.78 | 3.27 |
TaylorMade TP5x | 54.46 | 56.78 | 2.32 | 4.26 |
Srixon Z-Star | 54.45 | 56.10 | 1.65 | 3.04 |
TaylorMade Tour Response | 54.43 | 56.96 | 2.53 | 4.64 |
Titleist Pro V1 | 54.43 | 56.33 | 1.90 | 3.49 |
高さ(頂点)メートル
モデル名 | 「乾いた状態」 | 「濡れた状態」 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の差 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の スピン量変化(%) |
---|---|---|---|---|
Callaway Supersoft | 10.55 | 12.51 | 1.96 | 18.60 |
Volvik Tour VS4 | 10.33 | 11.97 | 1.64 | 15.90 |
Titleist Tour Speed | 10.19 | 12.00 | 1.81 | 17.76 |
Bridgestone TOUR B RXS | 10.19 | 11.35 | 1.15 | 11.32 |
Bridgestone TOUR B RX | 10.04 | 11.15 | 1.10 | 11.01 |
TaylorMade Tour Response | 10.04 | 11.53 | 1.49 | 14.84 |
Bridgestone TOUR B XS | 10.03 | 11.27 | 1.23 | 12.27 |
TaylorMade TP5 | 9.97 | 11.43 | 1.45 | 14.64 |
Srixon Z-Star XV | 9.96 | 11.20 | 1.24 | 12.48 |
Bridgestone TOUR B X | 9.95 | 10.89 | 0.93 | 9.42 |
キャリー(ヤード)
モデル名 | 「乾いた状態」 | 「濡れた状態」 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の差 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の スピン量変化(%) |
---|---|---|---|---|
Bridgestone TOUR B RXS | 108.84 | 103.95 | -4.90 | -4.50 |
Bridgestone TOUR B RX | 108.69 | 104.26 | -4.43 | -4.08 |
Bridgestone TOUR B XS | 108.63 | 104.92 | -3.72 | -3.42 |
Callaway Chrome Soft | 108.40 | 105.86 | -2.54 | -2.34 |
Titleist Pro V1x | 108.33 | 104.09 | -4.24 | -3.91 |
Bridgestone TOUR B X | 108.26 | 104.69 | -3.57 | -3.29 |
Callaway Chrome Soft X | 108.18 | 105.47 | -2.71 | -2.50 |
Titleist Pro V1 (Yellow) | 108.14 | 106.26 | -1.88 | -1.74 |
TaylorMade Tour Response | 108.04 | 103.84 | -4.20 | -3.89 |
Mizuno RB Tour | 107.94 | 104.16 | -3.78 | -3.50 |
トータル飛距離(ヤード)
モデル名 | 「乾いた状態」 | 「濡れた状態」 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の差 | 「乾いた状態」と 「濡れた状態」の スピン量変化(%) |
---|---|---|---|---|
Bridgestone TOUR B RXS | 108.78 | 106.21 | 2.57 | -2.37 |
Bridgestone TOUR B RX | 108.63 | 106.08 | 2.56 | -2.35 |
Bridgestone TOUR B XS | 108.43 | 106.74 | 1.69 | -1.56 |
Callaway Chrome Soft | 108.36 | 108.37 | -0.01 | 0.01 |
Titleist Pro V1x | 108.22 | 105.88 | 2.34 | -2.16 |
Bridgestone TOUR B X | 108.13 | 105.77 | 2.36 | -2.18 |
Titleist Pro V1 (Yellow) | 108.07 | 108.51 | -0.44 | 0.40 |
Callaway Chrome Soft X | 108.07 | 107.89 | 0.18 | -0.16 |
TaylorMade Tour Response | 108.04 | 106.67 | 1.37 | -1.27 |
Mizuno RB Tour | 107.84 | 106.34 | 1.49 | -1.39 |
FAQ(よくある質問)
何故「濡れた状態」の性能を気にする必要があるのか?
ほとんどのゴルファーが雨天時のプレーを経験する。また、たとえ晴れ男/晴れ女だとしても、朝露に遭遇することもある。そしてボールとクラブフェースの間に芝がある場合はいつだってインパクト時には水分が入り込む。
なぜイエローボールとホワイトボールで性能が異なるのか?
高級ゴルフボールの世界では、塗料は単なる“色”ではない。ホワイトボールを作るには、カバー層とマントル層の両方に新しい素材や異なる材料を加える必要がある。そのためゴルフメーカーは一貫した性能を維持するために最善を尽くしているが、多少の差異は避けられない。
ボールが濡れるとどうなるのか?
ゴルフボールに水分がつくと、インパクト時の摩擦が減少する。結果、ボールは必ず高く打ち出され、スピン量が少なくなる。また、コンプレッション(硬度)が失われることでボール初速が低下する。
テストに入ってないが…。
市場には何千というゴルフボールがあるため、その全てをテストすることは不可能だ。可能な限り徹底的な性能テストを行うにために、我々はウレタンモデルの主要製品と、その他いくつかの評判の良いモデルや変わり種のアイオノマーモデルに焦点を当てた。
ボールは地面に?それともティーアップされていた?
ロボットテストは常にティーアップされた状態でおこなわれる。ロボットは地面でのインパクト用には設計されていないからだ。但し、初速や入射角、クラブパスなど主要なクラブデリバリー変数を再現するよう設定することは可能だ。
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