昨年(2023年6月)に発売されたレトロモダンなテーラーメイド「BRNR Mini(バーナーミニ)」ドライバーは、ミニドライバーとしては初の『可変式ウエイト』を搭載したモデルだった。

そして今回、モデル名も同じ「BRNR Mini(バーナーミニ)」ドライバーの「バージョン2」がUSGA適合リストに掲載された。

ソールにはオールドロゴで「TaylorMade」と記されており、これ以外の大きな改良点はこの画像上では見受けらない。

私の計算では、テーラーメイドのこのカテゴリーへの進出は「BRNR(バーナー)ミニ(バージョン2)」で6回目だと思う…。ミニドライバーはニッチな製品カテゴリーだが、現在ミニドライバー市場を独占しているのはテーラーメイドであることもまた事実。

しかし、先月タイトリストが「TSR4」に似ている「TSR」ミニドライバーをUSGA適合リストに掲載したばかり。

タイトリスト内部では、より簡単、あるいは最低限、真っ直ぐ飛ばすことが簡単な短いシャフトのドライバーに興味を抱いていたのだ。

そしてついに、このカテゴリーに進出。なお同社の情報筋は、これがプロトタイプであること以外の詳細を明らかにしていない。


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テーラーメイド「BRNR(バーナー)ミニ(バージョン2)」ドライバー - 分かっていること

まずソールには、どこか懐かしい昔のフォントがガッツリ使われている。故に一部の人には気に入られるだろう。

テーラーメイド「BRNR Mini(バージョン2)」ドライバーの最新版は、右利き用と左利き用の両方がある(レフティ全員に朗報)。

とはいえ、USGAの適合リストを見る限り、レフティモデルにはロフト角11.5度しかない。一方、右打ち用は11.5度と13.5度がある。

ロフトの選択肢を考えると、「BRNR Mini(バージョン2)」ドライバーには、調整可能な『ロフトスリーブ』と『可変式ウエイト』のポートが2つあることが分かる。

これらの機能により、打ち出し条件を最適化させることが可能。結局のところ、このクラブはドライバーの代わりや大きな2番ウッドと表現することもできる。

さらにテーラーメイドのオフセンターヒット時の「正確性」を実現する『ツイストフェース』も搭載しており、ミスヒットにおける弾道のバラツキを軽減し、真っ直ぐな飛びを実現する。

また、『貫通型スピードポケット』も搭載。このテクノロジーは、テーラーメイドのウッドの定番とも言える。

『貫通型スピードポケット』は、ボール初速を最大化し、クラブフェース下部での当たりにおける「寛容性」を向上させる。


今後の展開

ミニドライバーは万人向けではない。確かに、ドライバーの代わりとなる万能クラブだ。とはいえ、このミニドライバーにおいて、飛距離の最大化は特にスピン量が多い人にとっては想定されていないだろう。

その一方で、フェアウェイキープ率が高くなることは悪いことではない。しかし、ほとんどのプレーヤーにとって14本の中にうまく収まるものではないということもあるだろう。

いずれにせよ、純粋に皆さんのニーズに合ったベストなゴルフクラブを見つけることが大切。

また詳細が明らかになればお伝えするが、このレトロフォントなクラブを直接目にする日まで、私も皆さんも待つのみだ。