オデッセイがまさに今日(アメリカ:7/16)、新作「ストロークラボ・ブラックシリーズ BIG SEVEN TOE UP」を発表しリリースする。

嘘なんかじゃない。今日は、この新作パターの情報をお届けするが、同時にこのパターが店頭で手に取れる日でもある。(アメリカ:7/16)だから、いきなりの吉報を喜ぼうじゃないか!

他のパターなら、発表された日にそのパターが買えるということは一大事だろう。でも、このオデッセイ「ストロークラボ・ブラックシリーズ BIG SEVEN TOE UP」においては、その意味はさらに大きい。

というわけで一緒に歌ってみよう!

みんな

体を揺らせよ

さあ、みんなで

盛り上がって行こうぜ

“バックストライク”が戻ってきたぜ!

バックストライクをバックストリートボーイズにかけてみた(笑)バックストリートボーイズの「Everybody」の歌詞

それはさておき、クラブの話に戻そう。


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バックストライクが復活

約10年間の空白を経て、オデッセイがバックストライク・ホーゼルを復活させた。今回は、チーム・トゥーロンと同社が、「ストロークラボ・ブラック」シリーズの一番人気モデルで、彼らが愛する「SEVEN」のヘッド後方にシャフトを装着させたのだ。

新旧の掛け合わせは、パターの世界では当たり前のように行われている一方、意外にも、ネオクラシックタイプのパターデザインを生み出すことに努めているパターメーカーは、大きな課題に直面している。

それはイノベーションが不十分だとパクリと言われてしまうし、かといって限界を広げすぎると親しみに欠けるということでゴルファーに拒絶されてしまうからだ。

では、「ストロークラボ・ブラックシリーズ BIG SEVEN TOE UP」はどのように新旧を融合させたのだろう?特徴は?まだまだある疑問に答えたいと思う。



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オリジナルか?(おそらく)

この問いに答えるため、特に2011年に発表されたバックストライクよりも前のバージョンを中心に、数日(数分)かけて同じようなホーゼルデザインのパターをネットで探しまくったが、オリマーの「ハンドサイト」と「イナーシャ・トランスファー」ができなかった。という酷いパター以外、ヘッド後部にシャフトが装着されたパターを見つけることに悪戦苦闘した。

とはいえ、全てが新しいパターというものはないので、何かはあるはず。見逃したパターがないか気になるので、知っているものがあるならコメント欄に加えて欲しい。

話をモデル名に戻そう。このパターの名前を読み上げている時に注意散漫になっても仕方ない。なにせ全部で8ワードもある。

手短にするなら、「オデッセイ・ルーファス・ザビエル・サルサパリラ」パターみたいな愛称をつけた方が良いだろう。「ストロークラボ・ブラック反国教会廃止主義」のような短い名前はすでに商標登録されているはず。(頭文字を取った)OSLBTUBSPもNKOTB(ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック)のように言いやすいわけでもないので短縮形にしても意味がないだろう。


トゥアップも復活

気の散るようなネーミングはさておき、名前の「トゥアップ」にはお気づきだろうか?オデッセイの「トゥアップ」を思い出して欲しい。オデッセイは、2016年のPGAショーで「トゥアップ」シリーズをローンチし参加者を驚かせた。

衝撃を与えたと言えば大袈裟だが、オデッセイがショーまで「トゥアップ」のリリースを秘密にしていたことは、当時かなりの話題となっていた。最近はそんなことは皆無。「トゥアップ」の驚きのリリースは、話題沸騰と言えるものだった。

「トゥアップ」、そしてネーミングが長すぎるこのパターは、トゥが上を向くように設計されており、アドレス時だけでなくストローク中のバランスが良い。

またこのデザインにより、ストローク中のねじれも軽減される。ではこのメリットとは?2016年に下記のようにしっかり説明してくれている。

ストローク中にパターが開閉しないためボールに対してスクエアに戻すことが簡単になるということが、『ストロークバランス・テクノロジー理論』。最終的にボールの転がりがより一貫し、真っ直ぐな転がりも可能にする。

-デーブ・ウルフェ、MyGolfSpyパター担当

言うことなしでしょ!みなさんは基本的にストローク中に従来のパターと同様のねじれの少ないトルクバランスのパターを求めているはずだ。そして、イーデルやピンのような他社も、同様のデザインや同じような目的を持つパターをラインナップしている。


追加モデルは?(おそらく)

「オデッセイ・ストロークラボ・ブラックシリーズ BIG SEVEN TOE UP」は、現行のストロークラボ・ブラックパターで唯一、バックストライクホーゼルを特徴としているパターだ。人気が出れば追加モデルもありえる。

いずれにしてもオリジナルのバックストライクシリーズは4モデル、そのうちのいくつかのモデルがストロークラボ・ブラックとして登場する可能性もあるだろう。

オリジナルのバックストライクは5モデルあったと言われそうだが、実際のところ私の数え方は間違っていない。確かに5つ目のモデルについて語る人もいる。

そうした連中は、オデッセイが同社史上最高のマレットであるセイバートゥースをバックストライクのラインナップにしていると言いたいのだろうが、セイバートゥースのようなデザインは容認できないのだ!


変愛の対象か?(えーっと…)

私はパターを愛しているが、パターを愛することは社会的には受け入れられないことのはず。次の質問に移ろう。


あなたが必要とするすべてのもの?

「オデッセイ・ストロークラボ・ブラックシリーズ BIG SEVEN TOE UP」には、シリーズの追加ラインナップ、そしてギアとしても十分魅力的なモデルと言えるだろう。

バックストライクとトゥアップの要素に加えて、このパターには、ストロークラボ・シャフトとマイクロヒンジスター・インサートが採用されていることも忘れるべきではない。199ドルという価格にしては実に多くのテクノロジーが詰まっているのだ。

上述したように、今回の試打パターは今日から(アメリカ:7/16~)店舗に展開される。みなさんの感想も気になるところ。

中にはバックストライクを採用したパターを使うのは初めてという方もいるだろうから、初めてアドレスした時の多少の違和感は覚悟しておいて欲しいが、2、3回試せばそんな違和感もなくなるはず。

バックストライク経験者は、新作のバックストライクパターがようやく手に入ることの喜びを、みんなに知らせる必要がある。バックストライク愛好者が求めるパターが、センターシャフト愛用者やレフティが望むものよりも不足していたのは確かなこと。だから「バックストライクが復活」した喜びを、みんなで分かち合おうじゃないか。