日本国内市場(JDM)のドライバー:トップ5

通常、JDM(Japanese Domestic Market=日本国内市場)という言葉は自動車業界でよく耳にするものだ。しかし、真のゴルフギアオタクなら、この言葉が日本のゴルフクラブにも当てはまることを知っている。

日本は世界で2番目に大きなゴルフ市場であり、我々があまり耳にしないというだけで実は素晴らしいゴルフクラブを作り出しているブランドが数多く存在する。

日本では、ゴルファーが新しい道具を求めてまず「ゴルフパートナー」に向かう。ゴルフパートナーは、日本最大のゴルフ小売チェーンであるだけでなく、世界最大のゴルフ小売チェーンでもある。

ゴルフパートナーでは、何千本もの日本国内市場クラブの「新品」および「中古品」を、世界中のバイヤーが容易に手に入れることができる。今回はその中から、「優れた日本国内市場用ドライバー5本」を紹介しよう。


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1.ゴルフパートナー「NEXGEN 6」

ゴルフパートナーは小売店でありながら、「NEXGEN」という名のプライベートブランドのクラブを製造している。このブランドの品質は確かだし、「NEXGEN 6」ドライバーは同社のサイトでは常に売れ筋商品となっている。

このドライバーは、軽量で先調子のシャフトを採用することで、ヘッドスピードが遅めの、または中程度のプレーヤーが「飛距離を最大限に伸ばせるよう」に設計されている。

また、ヘッドの重心位置を低く後ろに配置することで、「高い打ち出し角」と「寛容性」をもたらしている。「NEXGEN 6」は、日本国内市場のドライバーの中でも「最高のひとつ」だ。


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2.ダンロップ「XXIO X(ゼクシオ テン)」

念のため「XXIO」は、「ゼク・シー・オー」と発音する。今では北米でも手に入るようになったブランドだが、(北米の)ゴルフ場ではまだ少し珍しい存在だ。

しかし、日本ではマーケットリーダーのひとつであり、同社のドライバーは日本国内の市場で常にトップセールスを記録している。当然ゴルフパートナーでは新品・中古を問わず、さまざまな選択肢を用意している。

ゼクシオは、フェースのどこに当たってもボール初速を維持できるようにヘッドを設計している。球が安定しない人には良い選択肢となるだろう。アメリカでも「ゼクシオ X」は販売されているが、日本市場での入手しやすさがより高いことから今回のリストに掲載した。


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3.ブリヂストン「TOUR B JGR」

ブリヂストンは、アメリカではタイガー・ウッズやブライソン・デシャンボーが使用する「ゴルフボールブランド」として躍進してきた。

しかし、日本では完全な「総合ゴルフブランド」だ。「TOUR B JGR」は、「パワーリブソール設計(ソールのフェース側に剛性を高めるパワーリブを配置することでクラウンのたわみを促進)」を採用し、ドライバーの「安定性」と「軽量化」を実現した。

これにより、高い打ち出し角とドロー系の弾道をもたらし、多くのゴルファーに支持されている。ブリヂストンは日本国内市場におけるトップブランドであり、このドライバーはその中でも特に「お勧めの一品」だ。


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4.マルマン「SHUTTLE」

アメリカではあまり知られていないが、マルマンは日本の高級ゴルフ市場におけるトップブランドの一つだ。このドライバーには金メッキされた「マジェスティシリーズ」のような豪華さはないものの、「シャトル」シリーズは性能を重視して作られている。

「タイプX」チタンドライバーは、低ヘッドスピードのハンディキャップが多いゴルファーに「飛距離」と「寛容性」をもたらす多くのデザイン要素を備えている。クラシックな洋ナシ型のヘッドは、近年の極端な見た目は好まないが「寛容性」を求めるゴルファーにマッチする。

マルマンをゲットすれば、日本のゴルフブランドの中でも最も魅力的なブランドのドライバーをキャディバッグに入れることになる。しかも破産する恐れなしに。


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5.プロギア「RS E」

このドライバー、「RS E」のEは、「Easy(易しさ)」を意味している。プロギアは、ハンディキャップが多いゴルファーに「飛距離」と「易しさ」を提供すべくこのヘッドを設計した。

このようなゴルファーの多くはティーショットでスライス球を打つ傾向にあるため、「RS E」では「ドローバイアス(クラブのフェース角や重心角をドローが出やすいように調整したもの)」を大きくしている。しかもプロギアは、過度にオフセットをつけたり、フックフェースにすることなく、これを実現した。

これは、ドローバイアスの助けを必要としながらも、ヘッドに伝統的な外観を求めるゴルファーにとっては朗報だ。プロギアは近年、「低価格のスピード測定器」で注目されたが、「RS E」を見れば彼らのクラブにも敬意を払うべきだということがわかる。